蝶多村定点観測(今年2度目)

ツバメシジミ(2016.05.15 蝶多村)

 お天気はまずまずでしたので、お出かけしました。向かったのは蝶多村。目的は春のセセリチョウです。セセリって、あ居た…と一応シャッターは切りますが、居たという証拠写 真程度で、あまり熱心に撮っていなかったような気がして、もっと真面 目に撮ってみようと言う気になったのであります。
 向かったポイントは、2013.5.26にfarfallaさんと行ったチャマ・ポイント。あの年は蝶の発生が遅かったのですが、チャマは1フレームに数頭入るくらい沢山の姿を見ることが出来ました。今年は蝶の発生が早いから、あれより1週間程早いけれど、きっと沢山出ているだろうと予測していました。

 

ミヤマセセリ(2016.05.15 蝶多村)



 ミヤマセセリはまあまあの数姿を見せてくれました。裏・表丁寧に撮影したつもりでしたが…何故かあんなに居たチャマの姿が見あたらないのです。何で???過去のデータを調べてみました。5月中旬から6月初旬にかけて、十勝では中南部で広範囲のエリアで撮影をしています。
 おっかしいなぁ?この時期チャマに会えない理由が見あたりません。もっとも、チャマを真剣に探したことは2013年のfarfallaさんが見えた時だけだったかも知れません。いや、それくらい何処に
でも姿を見ることが出来る種だったハズなんです。 それが何故? 今年は気温が高く、蝶の発生が早かったという印象がある。だったら、この時期居ないはずは無いと思うんですけどね〜


キアゲハ(2016.05.15 蝶多村)

 キアゲハを目撃。でも1頭だけ。これも少ないと思う。更にここまでミヤマカラスアゲハの姿を見ていない。これも不思議だ。G.W.に両種を見ることは珍しくない。ならば5月半ばの今、何でこんなにアゲハ類が少ないのか?うーんワカラン!

 

アリと幼虫(2016.05.15 蝶多村)

 ここで、ちょいと驚きの光景を見ました。何かの幼虫にアリが群がっていました。幼虫は死んでいる?しばらく見ていると時折幼虫は身体をくねらせていました。そしてアリ達はどうも巣へこの幼虫を運ぼうとしている様子です。死んでいるなら分かるけれど、生きた獲物を巣へ運ぶ?
 そこで思い出したのがゴマシジミです。ゴマシジミはクシケアリの巣の中で共生する種ですが…どうもクシケアリでは無さそうな…幼虫も赤褐色ではありますが、背中両脇の模様が何だか違うような…結局このシーンが何を意味するのか分からないのですが、ちょいと惹かれるシーンでしたね。

 

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