石垣島最終日(夢に向かって vol.8)

ウスイロコノマチョウ(2016.05.02 底原ダム周辺)

 日中寄りたいと思っていた場所は、だいたい訪れた。アテは無かったが、於茂登トンネルを抜けたところから底原ダムに寄ってみた。湖岸近くまで歩いて下りて行くと、草ワラに何かがチラリと見えた。えーっとどちらさんでしたっけ?一瞬名前が出てこなかった…あ、ウスイロコノマさんだ!キメの細かな波模様がびっしりで、改めて魅力のあるチョウだと感じた。
 分類的には夏型と呼ばれている模様だが、5月初旬で夏型ってことは、いったい何時から秋型が発生するんだろうね?それにしても、秋型より夏型の方が断然良いね。和柄っぽくてね。

 

ヤエヤマカラスアゲハ(2016.05.02 底原ダム周辺)

 カラスアゲハ類が好きなんですね、きっと。この写 真、光線の当たる角度が良く、1枚の写真で翅の裏も表も様子が判り気に入ってます。上のウスイロコノマなんて、未だに表を見せてくれた写 真は撮らせてくれていません。


スジグロカバマダラ(2016.05.02 底原ダム周辺)

 このチョウもずっと狙っていたのですが、今回、気に入った翅の角度の写 真はついに撮れませんでした。もうちょっと気前良く後翅も見せてくれれば良いのに!そうすれば、よっ!ジャポニカ学習帳!と声掛けしながらシャッターを切ったのに。

 

コナカハグロトンボ♀(2016.05.02 底原ダム周辺)


ヒメホソサナエかな

 いきなりのウスイロコノマの歓迎で、期待を高めたのですが、正直言って、ここには目を惹くチョウは居ませんでした。それでも歩き回りながら目にしたトンボを撮っていたら、れれれ?トンボの種類は結構居るかも!
 上の写真、薄暗いところに止まっていて、なんだこれ?と1枚だけシャッターを切った。チョウならピンを確認し、角度を変えながら数枚は撮るのだが、やる気のない写 真になりました。その後色々なトンボが居ると感じて、以後少し真面目に撮ったのですが、最初に撮った写 真が今となっては悔やまれますが
、該当するトンボ名はコナカハグロトンボ♀かな。
 下の写真は、サナエだよなこれは…と思いながら数枚撮影し、確認したところヒメホソかなと思います。

 

オオシオカラトンボ♀?(2016.05.02 底原ダム周辺)

オオシオカラトンボ♂?

 シオカラトンボ系の♂と♀であろうと思いますが、色がくすんでいてどうもピンと来ない。またオオシオカラにしては翅の付け根に黒い部分が見あたらない。未成熟だからなのか別 種だからなのか、シロウトにはワカラン!困ったもんです。

 

未成熟のベニトンボ?(2016.05.02 底原ダム周辺)

 ん?キトンボ?と思いましたが、いろいろ調べていたらもしかしてベニトンボの未成熟という気がしてきました。それにしても、これから成熟すると赤く熟れる訳?すごいな〜。

 

クロイワカワトンボ(2016.05.02 バンナ公園)

コナカハグロトンボ♂

 ついでですから、その後に立ち寄ったバンナ公園で見たトンボちゃんです。真面 目にのめり込むと面白そうですが…ハマらないよう気を付けます。何しろチョウより種類が多いですからね。
 ところで、何でその後またまたバンナを訪れたかと言いますと。実は今回の石垣島で見たいものがもう一つ残っていたのです。それはホタルでした。今夜がその最後のチャンスな訳で、下見に行ったのです。Fieldの少ない知見ですと、気温が高く湿度の高い夜が好条件で、滞在中それを充たすのも今日だったのです。上の2枚の写 真はその下見中に見たトンボでした。
トンボを撮影中、カップルに出会いました。女性の方が“ねえ、あの人に聞いてみようよ”と発言したのが聞こえました。Fieldに近づき“ホタルを見たいのですが、ここがそのポイントでしょうか?”と声をかけられました。何でFieldに??地元在住者に見えたのかなぁ?“実は私もホタルを見たくて、ポイント確認に来たのですが、ここで良いと思いますよ”と答えました。
 そしてその夜、再度その場を訪ね、歩き出して間もなく、そのカップルに再会したのです。暗闇の中すれ違いざまに“ホタルは見られましたか?”と声を掛けると、 “あ、はい、お陰様で”と私に気付き驚きながらも嬉しそうに答えてくれました。勿論私もその直後、念願のホタルの飛翔を見て 感動しました。ヘイケもゲンジも見たことはありますが、ここのホタルは数ミリで小さく、またフラッシュの間隔が短く、一度の発光は0.4秒くらいでパッパッパと連続発光しながら8の字を描くように飛び回るのです。そしてそれが数十匹ですからとても幻想的な眺めでした。え?写 真?ゴメン!ムリ!!カメラ2台、ムービー様々な撮り方を試しましたが全部真っ黒でした。光量 不足でしかも発光時間が短すぎます。誰か超高感度カメラ譲って〜

 

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