久しぶりの沖縄8(海中道路〜宮城島〜糸数城跡

うるま市 文化資料館(2015.09.21. 海中道路)



 さて、今日はうるま市から宮城島に渡ってみようと思います。海中道路の途中に文化資料館が有ると聞いたとき。ん?海底トンネル?途中に有ると言うことは海の中に有るの???いや〜残念ながら海中道路という名の海上道路でした。道路左脇に広い駐車場があり、その向こうに建物が見えてきました。おっ、ここか。
 正式には“海の文化資料館”となっていて、本来は古くからの造船技術などの展示が主だったようです。ところが展示室のモニタには延々と昆虫の観察映像が流れていました。あは、akinoさんの動画だ。受付の女性に話を聞いてみたら“子供達に人気があります”とのこと。いや嬉しいね〜。やはり自己満足ではダメで、多くの人に見ていただく事も必要だと思います。Fieldももっと頑張らなければね。
 受付の女性の配慮で、akinoさんの作った昆虫の本(No.73)と、“紀要の中にもakinoさんの文章が載っていますから”と、紀要の創刊号も頂きました。ご配慮ありがとうございます。

※展示室内は撮影禁止です。Fieldは許可を頂いてから撮影させていただきました。

 

エゾビタキ(2015.09.21. 宮城島)

 その後平安座島(へんざじま)を経由して宮城島をうろつきました。島の南側の海岸線を走る道路の路上で可愛い小鳥ちゃんを発見。そっと近づくと飛ばれてしまいましたが、いつの間にかまた戻ってくるということを幾度か繰り返しましたが、なかなか警戒心が強く遠くからしか撮影させて貰えませんでした。で、アンタ誰よ?
 鳥にはさっぱり知識のないFieldで、名前が分からないのですが、思い浮かんだのがエゾビタキ…でも エゾビタキが沖縄にいるってこたぁ無いよね。うーワカラン!

 鳥の先生、まちちこさんより連絡がありました。エゾビタキ幼鳥だそうです。渡りをする鳥さんですから、渡りの途中ってことでしょうか。でも何故エゾが名前に付いたのか、由縁を知りたくなりました。


イソヒヨドリ(2015.09.21. 伊計島)

 更に伊計島にも足を延ばしましたが、ビーチでイヴェントがあったようで混雑してましたね〜。で、小さな島をぐるりと廻って退散することにしました。途中で見かけたのがイソヒヨドリ。こちらさんは、過去に幾度か見てましたんで、ナントカ…

 

チャバネセセリ(2015.09.21 糸数城跡)

 3つの島をじっくり…という思いでしたが、どうもそういう雰囲気になれず、本島の南部を目指しました。観光の人が居ない場所という発想で糸数城跡を目指しましたが、那覇から南へ向かう道路は混雑してましたね〜。信号1つに何十分かかるんだぁ…みたいな…。北海道の十勝には渋滞なんぞ無縁ですからね〜。
 この糸数、以前オオシロモンセセリを撮ったことがありましたので、何かは居るでしょう…と思ったのですが、飛んでいる蝶の数も種類も少ないなぁ。

 

クロマダラソテツシジミ(2015.09.21 糸数城跡)


 相変わらずクマソが沢山。他にはヤマトシジミくらしか居ない。残念だなーと思っていたら、見たこともない蝶を発見した。それを紹介する前に、違いが分かるよう改めでここでクロマダラソテツシジミの♂を撮影した物をアップする。同一個体の表と裏を目に焼き付けて欲しい。

 

見たことのない蝶(2015.09.21 糸数城跡)


 最初に表を撮影した。そして同一個体の裏を撮影。ん?何だこれは?今まで出会ったことのない蝶だと思い、30分ほど撮りまくった。さんざ撮っている内に、あれ?斑紋の基本パターンがクロマダラソテツシジミに似ているぞと思い始めた。もしかしたらクマソの異常型??育った環境で、高温型とか低温型と呼ばれる模様の変わった個体が現れることがある。きっとそうに違いないと確信。
 沖縄から戻って、akinoさんに問い合わせてみたら、クロマダラソテツシジミ♂の正常型であるとの返事。南国の蝶シロウトのFieldに反論の余地は無いので“あ、そうでしたか”としか返す言葉は無いが、今回一番ドキドキ・ワクワクさせてくれた蝶であることには違い無い。

 

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