フクザツな気分で…

サクラ(2015.04.29 帯広市-合流点)

 先日の旭川、私の車の外気温計では、最高23度でしたが、翌27日の帯広市、最高気温が何と30.6度の夏日!まだ4月だよ〜。信じられない!!で、翌々28日の最高気温が19.3度。これでも4月なら温かい方だってば。とにかく帯広市は一気に桜咲く!
 
ってなことで、本日はどこへ行こうか思案する。この時期に会える蝶…うーんとジョウザンシジミとか…チャマダラセセリとか…うーんと、ま、悩んでないで、とにかく出掛けましょう。

 

スギタニルリシジミ(2015.04.29 中札内)

 確実に発生していると思われる蝶、ジョウザンシジミとスギタニルリシジミに的を絞って中札内を覗きました。いきなり車が3台駐車している。参ったね〜ここもすっかり有名になっちまって…その後、もう1台追加で、捕虫網を持ったオジサマ4人、帯広市3人、釧路からも1人。何かフクザツ!うち3人がグリーンのネットを持っていた。
 皆さん中高年で、決して若い方ではない。つまり、10年か15年後には蝶を捕る人口も激減する?等と考えてはみたが、いや待てよ〜。そうなった時、この林道の自然に大きなダメージを与えるような大規模な工事が計画された場合、誰がそれを阻止すべく立ち上がる?誰も居なかったりする??等と考えるとますます気分はフクザツ!!!

 最初に出会った先輩。“スギタニが多いんだよね〜”ここでスギタニは初めてらしい。“奧の小川に架かる橋周りに沢山居ますよ。”とは言ってみたものの、いや、確かに今年はスギタニが多いかも。

 

ジョウザンシジミ(2015.04.29 中札内)

 ジョウザンシジミも数はかなり出ていましたが、ふと気付くと旧蜜植物が、殆どありませんね〜。気温が一気に上がり、羽化したのは良いけれど、生きていけるのかなぁ、心配!も一つ、欲を言えば、先程からの写 真、岩や枯葉に止まる写真ばかりで、絵になりませんね〜。網で採る人には関係ないのでしょうが、写 真を撮る身としては、ちと辛い!
 ところで、♀にカメラを向けていたら、♂が言い寄って来ました。数枚撮ったところで何とスギタニさんが邪魔に入ってしまい、残念。ところで、こういうシーンはスチールではなく、ムービーで撮った方が良いかも知れませんね。今度挑戦してみま〜す。

 

岩(2015.04.29 中札内)

 ここを訪れたのは、上の2種がをメインに考えていたのですが、あまりにも色気(植物)が無く、また今度ね〜と、引き上げることにしました。すると路上に1m程の岩が…。ん?さっきこれ有りましたっけ?記憶にないんですけど…(冷汗)
 ここ10数年、この林道が閉鎖されている理由ですね。かつては延々と車で入って来れたんですけどね。採集者がこれ以上増えて欲しくは無いので、閉鎖は、まーどちらかというと歓迎ではありますが…。やはり、ちょいとフクザツ!

 

アオジ(2015.04.29 中札内.)

 林道を出る直前、頭上に何かが止まりました。モロ逆光でしたが慌ててカメラを構え撮影しました。しかし何を撮ったのかさえ判りません。持ち帰ったRAWデータをパソに入れ、逆光補正をしてみて、ようやくアオジと判りました。実は先日ルチアーノと様々な写 真の話になり、彼は必ずRAWで撮影すると言っておりました。私は、ずっと最高解像度のJPGで充分だという考えでした。
 RAWは後に補正が必要な時に有利なことは承知していましたが、データの保存時、JPEGで5〜11MB。それに対し、RAWだと17〜26MB。撮影で遠征した時には半日で200枚はザラに撮る身としては、1日に2Gも使っていたのでは、いくらHDの大容量 を用意しても追い付きません。プロじゃないんだから、やはりJPEGで良いんじゃないの?と思いながらも、ここんところRAW保存をしていました。今後どうする?うーんフクザツ!


スジグロシロチョウ・コツバメ・スギタニルリシジミ・ジョウザンシジミ・ヒオドシ・コヒオドシ
カタクリ・エゾエンゴサク・キケマン・スミレ類他
アオジ他 )

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