姫見参

ヒメギフチョウ(2015.04.26 旭川市)

 朝5:00起床。バナナとヨーグルトで朝食。5:30自宅を出発した。でも何でだろう?いつになくスピードを出すこともなく、のんびりドライブ。蝶シーズン本番の第一戦で、いつもなら意気込んでもっとスピードアップしても良さそうなものだが、いつになく安全運転。
 
途中、恒例の東大演習林に立ち寄ってみた。エゾエンゴサクは7分という感じ。例年だとここで数種の野鳥を見かけるのだが、今回はヒヨドリだけ。昨年見たツバメも未だ飛んではいなかった。代わりに…げげげ!エゾシカの遺体を発見。頭骨や足の骨、毛皮…肉は綺麗に無くなっている。可哀想に…写 真を撮ったが掲載は止めておこう。
 9:40現地着。外気温計では17度でまだまだ上がりそうな気配。しかし、風が強い。歩き始めて直ぐにヒメギフチョウを2頭発見するも撮影ならず。しかし期待出来そうだぞ〜。

 

スギタニルリシジミ・コツバメ(2015.04.26 旭川市)

 とりあえず丘のてっぺんを目指して歩く、途中地べたに止まるヒメギフを数頭撮影することが出来、益々期待が膨らむ。丘の頂上近くで、シジミ発見。ルリにしては表裏共に暗い配色でバトルを繰り返している。スギタニらしいと撮影した が、なかなかバッチリとはいかない。そうこうしている内に黒っぽいのが紛れ込んできた。あれ?コツバメじゃん。 先週も見かけたけれど、エゾエンゴサクに止まってくれたので、こちらもキープしておこう。
 ところで、丘の上は更に風が強いし、ヒメも飛んでない。ってか、飛んでらんない程の風。こりゃ方針を変えて、麓で風が弱まっている場所。そしてカタクリの多い場所を探そう。

 

ヒメギフチョウ(2015.04.26 旭川市)


 丘を下りる途中でも数頭のヒメギフを見かけたが、どうやら♀探しの行動中のようで、右へ左へジグザグに飛び回り、花にはあまり興味が無さそう。参ったね〜。結局午前中は花に止まる姿を1枚も撮れず。焦るなぁ〜。
 お昼頃、歩き回って疲れたもので、カタクリの多い場所に座り込んだ。すると、ヒメギフもお昼の時間だったのか、ポツポツと花に止まる姿を見ることが出来た。おっしゃー、これからが本番だぞ〜。

 

ヒメギフチョウ(2015.04.26 旭川市)

 最初に思ったのが、ここ数日で一気に気温が上がり、♂が一斉に羽化し、まだ♀が出てないんじゃないのか?ということ。しかし、これはハズレていました。お昼からは♀の姿も見られ、産卵シーンも数頭見られましたし、何しろカタクリやエンゴサクの花が満開している状況から既に1週間以上前からヒメギフは活動していたのだろうと思う。
 つまり、今日がヒメギフのピークと言っても良いでしょう。“GWでは遅い!”とFieldが判断した事はどうやら間違ってはいなかったようです。

 

ヒメギフチョウ(2015.04.26 旭川市)

 もし、ここで成績が悪かったら神居古潭へ移動しようと考えていたが、その必要は無くなった。午前中とは打って代わって、午後からは沢山の吸蜜シーンを目撃することが出来た。そして、本日のベストショットはこれかなぁ。やはりヒメギフにはカタクリが一番似合いますね。そして私の好きなエゾエンゴサクが彩 りを添えてくれました。
 往復400km。しかし、
値のある小遠征で満足!


ヒメギフチョウ・スジグロシロチョウ・コツバメ・スギタニルリシジミ
フキノトウ・フクジュソウ・カタクリ・エゾノイワハタザオ・エゾエンゴサク・キバナノアマナ・エゾノリュウキンカ他 1
シジュウカラ・シロハラゴジュウカラ・アカゲラ他 )

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