偶然…そして感謝

残雪(2015.03.12 帯広市)

 Field の会社の窓からの眺めです。平らな地面 は融けて砂利が見えていますが、車庫の屋根を軽〜く超える高さの雪が残っています。4mくらいはあるでしょうか。こんなに高く積まれた雪の眺めは過去に記憶がありません。
 最近の気温は10度とか、2桁のプラス気温で、温かい日々が続いていますので、春は決して遠くないと思いますが、蝶の発生は遅れるんじゃないかと心配です。

 

取引先(2011.03.12 帯広市)

 ところで、Field Noteの前号に書きましたが、写真展の依頼を頂いた会社の新築ビルの外観です。6F建てで、ここの2Fロビーが会場です。昨日(19日)夕刻、私の会社の2Fに準備した写 真を汗をかきながら車に運び込んでいました。その時です。何かが飛びました。えっ!何?嘘でしょ!!!
 私の会社を訪れていたF氏が車から飛び出して来ました。何?今のは?まさか蝶?!その“まさか”でした。クジャクチョウが、私の会社の駐車場を飛んだのです。これが今年の蝶の初見日となりました。これから蝶の写 真展という時に、何という偶然!縁起が良いかも知れませんね。

 

看板(2011.03.20 帯広市)

 そして今日20日、写 真展がスタートしました。上が階段踊り場の看板。そして下がエレベーター前の看板です。バカの一つ覚えで、タイトルは“二つ折りの恋文”です。お目出たい場なので、写 真は蝶と花に限定しました。
 早速知人のTさんが来てくれて、会場の様子をスナップしてFBに掲載して頂きました。その文章の冒頭“知人の写 真家…”え?写真家は言い過ぎじゃないの?と反応したら、“知人の写真愛好家…”に書き直してくれましたが、正直言って私にはまだ少し抵抗があります。彼の友人は軽く2,000
人を超えていて、宣伝効果 抜群!“いいね”はあっと言う間に200人を超えたのは有り難いのですが…
 何だろう、この抵抗感は…。よーく考えてみて気付いたことがありました。Fieldは写 真を撮ることを愛好しているのではなく、蝶を愛好しているだけなのだと思います。愛する蝶の生きた姿を残したくて、標本ではなく、写 真という手段を使っているのだと、改めて気付かされました。そしてこうした機会を通 じて、より多くの人に蝶を好きになってもらいたい。それが私の“思い”なのです。

 

会場(2011.03.20 帯広市)

 それには、へたくそな写 真では見向きもして貰えない。だから日々工夫して、見ていただく方に何らかのインパクトを与えられる写 真…それを求めているのです。写真上手ですね、ではなく“蝶って、こうしてじっくり見たら、やはり綺麗だね”それが最高の言葉かも知れません。
 この機会を与えてくれた取引先の社長さん。そして展示を手伝ってくれた取引先の社員さん。特に写 真の高さや間隔をメジャーで丁寧に図りながら展示して下さったAさん。更に写 真を飾りながら、じっくり見てくれて、“子供の頃蝶を採集して標本を作ったことを思い出しました”と言ってくれたFさん。ありがとう!
 展示は今日始まり月末までの予定ですが、月末を待たずしてこの写真展は開催過程の段階で、私にとっては既に大成功だと感じています。感謝!

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