切杭の僧正、市にクレームあり!
国蝶オオムラサキとアカボシゴマダラの羽化シーン |
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20年ほど前に、埼玉県鶴ヶ島に居る友人の家に立ち寄った。その時に“これ持って行かない?”と手渡されたのがエノキの幼木だった。蝶に興味の有る方なら、何も説明の必要はないが、敢えて説明すれば、エノキは日本の国蝶とされるオオムラサキやゴマダラチョウ、アカホシゴマダラなど希少種の幼虫を飼育するのには欠かせない“食樹”である。 |
エノキの切り株(2014.11.19) |
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そのエノキが11/19の朝、根本から切られていた。街路樹が電線などに絡まないように、市からの委託を受けた業者がチェンソーを持って街路樹のメンテナンスをしていた。Fieldが大切にしていたエノキは、彼等の目には雑木としか映らなかったのであろう。作業の責任者を呼び、この切り株を見せながら経緯を話した。“すみません。注意不足でした。どうしたら良いでしょうか。”と返答が帰ってきた。…そう、どうにもしようが無い。苦情を言ってみても、その時の憂さ晴らしでしか無い。
徒然草 第四十六段 |