昨夜日が落ちてから八雲町に到着した。道南の車中泊は遊楽部公園か落部公園が定番であるが、今日は遊楽部公園。ホルモン鍋とビール２缶 で撃沈した。
　朝4：40、空が赤い。カメラを持って少しうろついた。自宅に居ればこんなに早く起きることはないし、私の部屋には外を見ることが出来る窓が無い。滅多にない朝焼けの写 真だ。

　少し明るくなったところで移動。どうせなら景色の良いところで朝食をと思った訳で…国道５号線沿いのパーキングエリアに車を止め、焼きソバを作り、食パンに挟んで野菜ジュースと共に朝食とした。遠くに駒ヶ岳が見える。雲が少し多いが、眺めは悪くない。
　実は本日、転勤で生まれ故郷に戻ったSENNSEと会って、彼の案内で一緒に蝶の撮影を…と考えていたがここで電話が鳴る。“こっちは傘が必要なくらいの雨なんで、そっちが降ってないなら、そっちで楽しんでいて下さい”だって…。天気予報はお昼には止みそうとのことで、超スローペースで寄り道しながら移動することにした。

　落部公園の更に上に登ったら、牛が放牧されていた。へー、こんな所があったんだぁ。そういえばSENNSEが駒ヶ岳の話を時々していたが、確かにどこに行っても目立つよなぁ、この山は…
　ん、ところでこっちも雨が降りだしたぞ〜。どうしましょ！

　傘が必要という程でもありませんが、降ってきましたので、落部を散策してみました。実は今から20数年前、家族を連れてFieldは落部に来ていました。ところがタイヤから悲鳴音が聞こえてきたのです。タイヤハウスを開けてみて唖然としました。何とベアリングの玉 がころころと出てきたのです。
　JAFには入っていました。でも、待てよ〜。ここでJAFに連絡して、車をレッカーされたら自分達はどうしたら良いの？そこでJAFは断念。国道沿いのガソリンスタンドに寄り、修理工場を教えて貰い訪ねたのが徳田モーターさんでした。

　“こりゃダメだ。至急函館から部品取り寄せるから、また明日来て”ガーガーギーギーうるさい車で落部公園へ行き、積んであったテントを張りました。暇だったので港を見たり、銭湯を探して入浴したり…。そんな事があり、八雲、とりわけこの落部には強い思い入れがあった訳です。
　翌日車は徳田さんの手で無事直り帰路に着きました。“帯広って美味しいお菓子屋さんがたくさん有るんだよね〜”との言葉に従い、帯広からお菓子を送り、その後しばらく年賀状をやりとりしていました。その後音沙汰は無くなりましたが、看板が有り健在の様子。嬉しいね〜。シャッターが閉まっていたのでお声は掛けませんが、その節はお世話になりました。

　その後も雨は降ったり止んだり。駒ヶ岳駅の近くのポイントを覗くが、だいたいにして気温が上がらず。蝶の飛ぶ気配がない。ちょっと早いがSENSEの家を目指すかな〜。