グチこぼし

ベニバナイチヤクソウ(2014.06.28 幕別町)

 蝶(超)欲張りなFieldは、常にやりたいこと、行きたい場所…を山積させながら、お金も時間も無い日々を送っていた。小遣いの殆どを注ぎ込み、毎日の睡眠時間は4時間程度。それでもFieldは自分のしたいことをやっていた訳で満足の出来る日々だった。
 
しかし、それが脳内出血を患ってから、変わってしまった。病後もとりあえずほぼ毎週、お天気さえ良ければお外歩きはしているが、目的はあくまで“身体を動かす”ことであって、何かの調査とか、何かの究明の結果 身体を動かしている訳では無い。 つまり、自分の身体の管理を目的としたお外遊びになってしまっている。
 Fieldの究極の目的は。日本の蝶全種撮影にあったが、今、心の声は、ちょっと無理じゃないの?そう言っている。

 

サカハチチョウ(2014.06.28 幕別町)

 昨年、FieldはSENNSEに助けられていた。蝶を追いかけていると、沢山の蝶の姿を見ていると、それだけで楽しい。そんな原点を彼は思い起こさせてくれた。そのSENNSEが今年の春、転勤で十勝から居なくなった。

 

ヒメシジミ(2014.06.28 幕別町)


 そんな矢先、mtanaさんが十勝へやってきた。アカメイトトンボとカラフトヒョウモンが目的だった。去年と同じターゲットだ。その去年は、G.W.にも雪が降り様々な蝶の発生が2〜3週間遅れ、今年は無理だよ!と言い逃れしていた。
 今年は、春が順調に経過し、蝶の発生は例年より1週間程度早いと感じていた矢先、6月に入った途端に雨が降り続いた。“十勝晴れ!”がキャッチフレーズの十勝に2週間以上雨が降り続き、50年振りの記録更新となった。
 で、今年の蝶の発生は?結局早いんだか、遅いんだか、さーっぱり分かりません!情けないなぁ。

 

アカマダラ(2014.06.28 中札内村)

 mtanaさん以降、今年は例年になく問い合わせのメールが続いた。エゾライチョウの件で関西の方から、リンゴシジミの件で関東の方から、クワガタの件で地元の方から…。

 

メスグロヒョウモン(2014.06.28 中札内村)

 “豚もおだてりゃ木に登る”は、正にFieldの為の諺で、誰かに頼られると、何とかしなくちゃと思い込んでしまう。例え(多少)自分に都合があっても…である。今の自分には、余裕なんて無いのにね〜。

 

エゾシロチョウ(2014.06.28 中札内村)

 でも今のField、余裕が無いのは肉体的な問題で、あれもしなくちゃ、これもやんなきゃ…というような余裕の無さではないので、どなたかにアテにされると、何とかそれに応えなければという意識は逆に強くなっているかも知れない。

 

ジョウザンシジミ(2014.06.28 中札内村)


 とか何とか言いながら今日もお出かけ“老骨に鞭”という話があるが、正にそれに近い。週末、お天気が良ければほぼ義務的に外を歩くが、平日はまず歩きもしない。当然筋力はガタ落ち。しかも食欲だけは有るものだから精肉が付いてきている。そして病後からなのか、単に歳だからなのか、バランスを崩すと体勢を取り戻せない。先日階段から叩き落ちた。両手に花瓶を抱えていたものだから、それをかばおうとしたのが更に悪い結果 をもたらした。
 尾てい骨を強打
し、右股関節も痛い。足を引きづりながら歩くもので、よけいに蹴躓く。他人なら病院へ行った方が良いよ〜。と、言うところだが、自分のことになると行かない。“フエルビナク”という鎮痛剤を塗り、グルコサミンを試している なんとなく快方に向かっている気になっているが、それが薬のおかげという確証もない。


 

コヒオドシ(2014.06.28 中札内村)

 写真に関係のないグチこぼしのページになったが、あくまでField noteはFieldの備忘記録だからカンベンしてね。今日は幕別町を南下しながら、かつてのリンゴちゃんの発生場所を確認し、中札内村を覗いた。リンゴちゃんゼロ。ベニバナイチヤクソウは初見。ヒメシジミは妥当。メスグロヒョウモンは、えっ!もう発生したの!!!って感じで、種によって発生が早かったり遅かったりで、相変わらず複雑。季節の進行状況が全く掴めない困った年です。


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