6千歩の成果

シータテハ(2013.08.04 芽室町

 

 昨日のお外遊びの帰路、SENNSEは明日(今日)のスケジュールについて話しを始めた。Fieldとしては、10種を超える蝶と出会えて、まずまずの結果 であり、ボロとは言えオオイチのメスの写真も撮れて、さ程の不満はなかった。しかし、彼はちょっと違った感想を持ったようだ。
 彼は、種類ではなく数に不満を持ったようである。7/14に彼と同行して見た蝶の数が数千であれば、今日の蝶の数はせいぜい数百だった。確かに2万歩(?)も歩いての結果 で有れば不足かも知れない。また逆に2万歩も歩いたということは、出会う蝶の数が少なかったから、どんどん歩いてしまったとも言える。
 ならば、明日は数を求めて再度7/14と同じ場所を訪れようという事になった。あれから3週間。蝶の種類も入れ替わっているんじゃないかという期待もあった。

 

ミヤマカラスアゲハ(2013.08.04 芽室町

 ただ、行き先は一緒でも廻るルートは若干変え、いきなりあの時オオイチが沢山居た林道から入ってみた。オオイチのオスは望めないであろうが、代わってミヤマカラス…という読みは当たっていた。
 巨大な集合はなかったが10数頭程度のコロニーがあちこちに出来ていた。

 

ヒメウスバシロチョウ(2013.08.04 芽室町

 この林道の奧で驚いたのがこれ。ヒメウスバは普通6月初旬に発生し、6月の蝶というイメージが強く、過去のFieldデータで、最も遅くに姿を見た記録が2003年7月12日。それが8月に姿を見せるなんて!!!
 今年の北海道、蝶の発生時期が訳ワカランようになってるけど、これもその延長なのか、高地で育った個体が山を下りてきてしまった結果 なのか???

 

 

集団吸水(2013.08.04 帯広市

 7/14スジグロシロの吸水する大群を見たが、あの時と同じ場所です。右手にスジグロシロは居ますが左側はミヤマカラスアゲハに場所を譲ったようです。
 この場所、かなり高度のある橋の上からの撮影なのですが“降りるのは無理だよね”とぶつぶつ呟いている人がいましたね。

 

コムラサキ・シータテハ(2013.08.04 帯広市

 前回、おびただしいほどのコムラサキを見た場所です。重機が入ったようで地形が変わっていましたが。コムラサキは健在でした。ただ、前回は見ることの無かったシータテハの夏型がポツポツと参戦していました。

 

エルタケハ(2013.08.04 帯広市

 そしてエルタテハが、唯一この1頭だけ見ることが出来ました。エルタテハも今シーズン初見参。秋の主役が徐々に揃い初めているようですね。

 

キバネセセリ・オオチャバネセセリ(2013.08.04 帯広市

 6〜7月、圧倒的な数を誇っていたコチャバネが鳴りを潜めるようになり、この2種が幅を利かせるようになった。

 

ベニヒカゲ(2013.08.04 帯広市

 お盆の主役という印象が強いベニヒカゲ。昨日も撮影したが、昨日のベニは後翅に模様が無かった。しかし、今日のベニは後翅に小さな目玉 模様とオレンジ斑も見える。沢1本違うと斑紋が違うと言われるベニヒカゲ。真剣に撮りまくったら面 白いのかも知れない。
 土日、連日の山歩き、実は今日も万歩計を装着していたが何と、6,000歩!昨日の1/3以下の歩数で、昨日の10倍以上のチョウと出会えた。うーん、どうなってんの?何でこんなにギャップがあるんだろうね〜?


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