アサギ捜索 その4

エゾライチョウ(2013.06.29

 アサギマダラ第一発見日6/9がアサギ捜索その1だとすると、第二発見の6/22がその2。マーキングをして放蝶した6/23がその3、そして今日がその4となる。
 我々は、アサギマダラが複数で十勝にやって来ていると考えているので、例え放蝶しても、他の個体を探しているのだ。そして、もしかしてやってきた雌のアサギマダラが、9年前と同様に産卵しているんじゃないかと期待しているので、捜索の範囲は成虫だけでなく、卵や幼虫も含まれる。
 そんな訳で、今日もSENNSEとお出かけ…。目的が一緒なら、探す目は多い方が良いに決まっている。それにしてもSENNSEいつも済まないねぇ〜。こんな時にワシがもうちょっとシャキンとしていたらね〜。

 

セスジコブヒゲカミキリ♀(2013.06.29

 で、本日のメインテーマはイケマ(ガガイモ科)に産卵もしくは食痕を探すことにあった。その気になるとイケマは思いの外多かった。多いと言うことは探す範囲も広大になる訳で…ちょいと無理かもなぁ(汗)そして、どの葉も無傷。綺麗なもんである。
 このイケマ、シナンコトキシンという毒素を持っているから、これを餌にしようという生物自体かなり限られるのだろう。
 まー、あれこれ目に付いた昆虫などを撮りながらイケマを探したが、イラクサと混生していたりするもので、徹底調査とはならない。



ウラギンヒョウモン(2013.06.29

 それでもSENNSEと、時にはバカを言いながらのお散歩で、飽きることなく楽しませて頂いた。
 ところでこの写真。おー、そうやくギンボシヒョウモンが現れたかと思い、シャッターを切ったのだが、ん?何か変!十勝の大型ヒョウモン類はギンボシヒョウモンが比較的早く発生する。従って6月にヒョウモンを見つけたら、まずギンボシと思って間違うことは無く、クモガタヒョウモンを見ることが希に有るくらいなものだ。

 ところがこれ、ウラギン!Fieldのイメージでは7月末〜8月の蝶という感覚であったが、たまたま見かけるのが遅い時期だっただけなのか、イメージを修正する必要が有るのかも知れない。

 

エゾサンショウウオとエゾアカガエルの幼生(2013.06.29

エゾサンショウウオ

 林道を結構歩き回ったので、河岸を変えることにした。河岸はこの場合「かし」であり「かわぎし」ではなく、飲食や遊びの場を指す。「河岸を変える」は、まー言ってみれば慣用句で、場所を変えて飲む。または遊ぶという意味になる。
 自分の行く場所はたかだか知れているが、人と歩くと思わぬ 場所を教えて貰うことも多く、また新しい発見もあって楽しいものだ。で、ここにはサンショウウオの幼生が多く、驚いたことに同サイズのオタマジャクシを頭から丸飲みしているシーンも見た。うーむ、今度はエゾサンショウウオの成体も見たくなった。


エゾシロチョウ(2013.06.29

 エゾシロチョウの群を発見して嬉しくなった。十勝では6月初旬から目にして良いはずなのに、半月以上の発生遅れ。いずれにしても、種類を問わず、蝶が群れているシーンには、顔が綻ぶものである。
 で、下の写真はSENNSEがFieldの写真を撮ってくれているシーンを撮ったものである。SENNSEがどんな写 真を撮ったのか見たい方はSENNSEのサイトからどーぞ。また、同じシーンを彼がFieldとは違った感想を持って記事にしている。そんな
“違い”も読み比べると面 白かったりする。

北海道 昆虫大好き遊びの記録からどーぞ!


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