先生

ツバメシジミ(2013.06.15 蝶多村

 Fieldは仕事柄“学校”へ行くことが多い、学校へ行けばそこには先生が居るから、様々な先生とのお付き合いも多い。帯広の小学校にTさんという若い先生がいらっしゃる。この先生どうやらカメラにはまったらしい。というか写 真を撮ることにはまったのかな。
 この学校では、過去に何度かFieldの写真展を開催したりしているので、彼はFieldにも興味を持った様子。ならば、今度ご一緒しましょうということで、本日、私の会社にお招きした。天気予報では午後からは晴れるということで、午前11時にお会いして、写 真に関していろいろとお話をしてから、いっしょにお出かけ…と考えていた。

 

コチャバネセセリ(2013.06.15 蝶多村

 まず、T先生がどんな写真を撮りたいのかを確認したかった。Fieldはもちろん蝶を撮りたい。鳥や植物を撮りたい…と、カメラでの撮影は手段なのですが、彼の場合カメラで写 真を撮るという行為自体に強い興味を持ち、それ自体が目的となっているようだ。
 しかし、さすが学校の先生で、絞りとシャッタースピードの関係・ホワイトバランスなど、基本的な事柄は理解していらっしゃるようだった。

 

 

ハクサンチドリ(2013.06.15 蝶多村

 ある程度のお話が済んだら、一緒に外へ出たかった。しかし、止むハズの雨が止まない。仕方なく話が続く、Fieldの自慢話が多くなったかも知れない。つまんない話ばかりでごめんね〜
 雨は止まなかったけれど、とにかくダメモトで野外に出た。少し雨がパラついたが、まーカメラに支障は無いだろう。
  ハクサンチドリを見つけた。以前もここでハクサンチドリを見たし、ここから2kmくらいのところで真っ白なシロバナハクサンチドリも見たが、これは中間雑種?図鑑では、この花も分類的にはシロバナ…が付くようだ。

 

エゾキスゲ(2013.06.15 蝶多村

 タイトルをエゾキスゲにしたが、実は自信がない。物の本によると、花は夕刻咲いて、翌日の午後に閉じるという。しかし、ゼンテイカという植物があり、違いは、こちらの花は朝開花して夕刻に閉じるという。じゃあ午後2時のこの花はどっち?
 また、キスゲと言えばニッコウキスゲを思い出すが、ニッコウキスゲはゼンテイカの別 名だというし、エゾカンゾウともいうらしい。うーん難しい!

 

クロヒカゲ(2013.06.15 蝶多村

 チョウは…ヒメウスバシロ・カラタカなど、居て当たり前の種の姿がなかった。出遅れたチョウたちは、いったい何時出現するのか?他に目撃はヤマキマ・スジグロシロ程度。
 ところで、T先生は楽しんでくれただろうか?十勝の美しい自然、健気に生きる生物の姿を子どもたちに紹介して欲しい。そして自然を大切にしてくれる次世代を育てて欲しい。そんな思いでご一緒させていただきました。またお時間が有ったらご一緒しましょうね〜!


戻る      2013年版目次へ      次へ