ジョウザンシジミ（2013.05.26　中札内）

　今年のG.W.後半に、見知らぬ方からのメールがあった。HPのリンク希望の申し出だった。早速“蝶のいる風景”というサイトを見せていただく。Fieldより先輩の方で、昆虫少年期を過ごされた方だと想像がついた。それより何より、興味を引いたのがfarfalla（ふぁるふぁっら）というハンドル・ネームだった。何と！イタリア語じゃん！！
　幾度かメールをやりとりさせていただき、“北海道に来られることがあれば…”と書いたら間もなく、その予定が届いた。あれまっ！そうですか！そして今日がその予定の日なんですけど…
　ハンドルはSENNSEにお願いして空港にお出迎え。飛行機が予定より早く着いたようで、私の方が遅くなってしまいましたが、無事合流しそのまま中札を目指した。…先ずはジョウザン！

　実はfarfallaさんの狙いはアポイのヒメチャだったようで、メールを頂いた時には、時期的に丁度良いかもと思っていたが、先週そして昨日と下見を兼ねてうろついてみた結果 、こりゃダメだ！今年の蝶の発生は１週間２週間どころかもっと遅れている！との結論。
　だとしたら、この時期出会える可能性のある、北海道固有種って何？ってな発想で、ジョウザン・アカマダラ・エゾヒメシロ、そしてミヤマカラスとヒメの無いチャマ狙いだった。
　朝の内ガスがあったが晴れ、しかし気温は１桁で推移。心配したが、とりあえずはジョウザンはクリアした。しかし、その後が続かない。参ったね〜。

　天気はまずまず、気温も時間とともに急上昇！それでも蝶が飛ばない。何でだぁ？場所を変えたところでエゾヒメシロ登場。エゾヒメって飛び続けて、なかなか停まってくれない奴なんだけど、こちらも何とかクリア。
　昼食をはさんで更なる可能性のある場所へと移動。気温も20度を超えた。目指した場所は、そうそう幻の蝶多村。

キビタキ（2013.05.26　音更町）

　リストアップした全種の可能性有りとの期待だった。しかし、何度か車を停めてうろつくが、成果 が上がらない。ところで気になったのが捕虫網を持った方々の多いこと！先程の中札内村でも３〜４人。そしてここでも林間広場という場所をネット持参でうろつく方々の目撃したのだが、こんなに蝶が趣味の方々とお会いするのも珍しい。今日は十勝の蝶の解禁日？
　そう言えば東京からの撮影隊も見えてましたね。何でも昨日はアポイへ行ったそうですが、スカだったとか…やっぱり！

チャマダラセセリ（2013.05.26　音更町）

　ここではミヤマカラスを見かけるも撮影には至らず。時計は午後３時に近づく。最後の移動と決め、立ち寄った場所にまたもやネットマンが先行していた。しかし、ネットマンが居るってことは可能性があるということだと解釈してうろつく。
　そうしたら、居ましたよ！チャマ！！ワンショットに２頭、３頭なんてシーンも…撮影中ネットマンも寄って来て“殺気を感じないからだよ”と仰る。あら？そういえばこのお方、いつぞやご挨拶させてもらったこと有りましたね。どーもご無沙汰でした。

　かくしてfarfallaさんとの撮影会終了。思ったほどの収穫は無かったかも知れませんが、これが今年の十勝の現況でございます。ごめんね。朝からハンドルを握ってくれたSENNSEありがとう。帰り際体調悪そうだったけど後で電話したら何とか回復の兆しで、少し安心。ところで、 farfallaさんは奥様同行でした。北海道に到着するなりご主人の趣味にお付き合い、本当にご苦労様です。明日からは、奥様の興味がある場所へお出かけ下さい。そして良い思い出になりますようご祈念いたします。
　尚、 farfallaさんのサイトはこちらです。「蝶のいる風景」是非ご覧下さい。