北と南のコラボ

ランタナとクジャクチョウ(2011.09.18 自宅の庭で…)

 前にもいつか書いたと思うが、Fieldはランタナという花が好きだ。道産子のFieldとしては、必然的に南国の蝶に強い憧れを持っていた。羨望の眼差しで南国の蝶の写 真を見ていて、蝶と一緒にやたらと登場する花のことが気になり出した。形状はどうも一緒のようなのに、様々な色のこの花は一体何なんだろう?
 それにしても様々な南国の蝶の写真に脇役で登場していて、あらゆる種がこの花を蜜源として利用していることが窺えた。そんな蝶の生態写 真の本に括弧書きで(花はランタナ)と書かれていることに気付いた。そうか、この花はランタナって云う名前なんだと気付いた。

 そして今から十数年前、Fieldが未だ沖縄に行ったことのない時に、この花の鉢植えを手に入れた。果 たして北海道で育てることが出来るのか不安だった。鉢には白と黄色とオレンジ色の株が混植されていた。早々に白い花の木は枯れてしまったが、黄色とオレンジは十数年経った今も健在である。

 

ランタナとクジャクチョウ(2011.09.18 自宅の庭で…)

 普段は鉢のまま会社の事務所に置いてあったが、鉢の中の土に栄養が無くなったせいか、花に勢いが無いような気がした。幸い今年の北海道は猛暑が続いていたので、久しぶりに鉢から出して庭に植えた。そうしたらランタナはみるみる枝を伸ばし、付けた葉の大きいこと!花も現在20以上咲いている。
 毎日庭のランタナを眺め、雨の少ないときには水をやっていたら、先日の朝、蝶がとまっているではないか!あわててカメラを取りに部屋へ戻り、3枚だけシャッターを切ることが出来た。ピン甘だけど…ね(汗)

 その時には夢中で気付かなかったが、後でこの写真を見ていて何だか違和感を感じた。ランタナの自生北限をFieldは知らないが、クジャクチョウの南限は本州止まりで、おそらくは絶対に出会うことのない2種であったはずなのだ。その有り得ない出来事がFieldの庭で実現したことがちょいと嬉しくて掲載することにしました(笑)


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