Fireworks

夕焼け(2011.08.27 十勝川河川敷)

 2007年7月、沖縄を訪れた時に花火大会があった。県内唯一の花火大会ということで、大勢の見物客が訪れ交通 規制が敷かれていた。今年沖縄を訪れた日も花火大会の日であったが、見物はしなかった。ところでFieldの住む十勝には一体いくつの花火大会があるのだろうか?正確には知らないが、年に5〜6度はあると思う。
 え?大雑把?そうですね
〜、要するにさほど強い興味は無いってことですね。興味が薄い理由はいくつかある。ひとつは帯広市だけでも花火大会は年に2度ある。Fieldが子どもの頃には3度あった。だから、さほど珍しくないのだ。もう一つは人混みが嫌いだという理由。そして最も困る理由は、いずれの花火大会も会場がFieldの会社から数分の場所にあることだ。
 羨ましい?便利?そりゃ、花火を見たいと思っている人にはそうであろうが、さほど興味のないFieldにとっては困った問題なのである。つまり、花火の当日は、どこかに出掛けたくても大渋滞で、会社の駐車場から車を出すこともままならない。そして翌日は会社の周り中ゴミの山になるなど、負の要因も少なくない。そんなことで、花火のある日は極力帯広市を不在にするように心がけている。

 

花火(2011.08.27 十勝川河川敷)

 子どもの頃は会場までトコトコ歩いて行って間近で見た記憶もあるが、だいたいはベランダからハシゴを登り、屋根に寝そべってボーっと眺めていた。今現在は、会社と自宅は別 なのだが、それでも歩いて10数分で会場にたどり着く。もっとも会場まで出向いたのは過去15年間で2回と記憶している。
 花火大会の日は帯広市を不在にと前述したが、出掛けるアテもなく帯広市に居る場合…今年の8月13日もそうであったが…自宅前のやや広い歩道の脇に狭いグリーン・ベルトがある。そこに炭の焼き台とパイプ椅子を出して、焼き肉とビール片手に花火を見ている。邪魔な建物もあるが、隙間から花火は見えるし、デカイ打ち上げ花火ならほとんどハッキリ見えるのである。

 

(2011.08.27 十勝川河川敷)


 帯広市の花火は年に2度、とも書いたが、両方とも新聞社が主催となっている。かつて全国紙主催の花火大会もあって年に3度だったが、今は北海道新聞社主催のと十勝毎日新聞社主催の2度であるが、勝毎の方は規模が大きい為に十勝管外からの見物客も多く、さながら花火狂想曲の体で、地元人としては見に行く気にはなれない。
 道新の方は中規模であるが、じっくり落ち着いて見るならこちらをお薦めしたい。もう10年前になるが、Luciano夫妻が2度目の来日の時には、一緒に浴衣を着て見に行った思い出もあり、Fieldとしてはこちらの方に思い入れがある。

 

(2011.08.27 十勝川河川敷)

 さて、前置きが長くなったが、今年は花火の写真を撮ってみようと思った。花火の写 真は高校生の時にネガ・フィルムで撮影したことがあった。おそらく写真屋さんが補正してくれたのであろうが、まぁ、そこそこに撮れた記憶がある。
 その後、コンデジで幾度か撮ってはいるが、手ブレのひどいものばかりだった。今回は一眼デジで三脚を立ててきちんと撮って、どれほどの物になるのか見てみたかった。そして今回一番気を使ったのが色の再現だった。

 

(2011.08.27 十勝川河川敷)

 過去に撮った写真は、“光”は捕らえていたが、“色”の再現には全く不満があった。過去色が再現できなかったのはおそらく絞りの問題だと思う。シャッターがスローなのに対し花火は意外と強い光なので絞りが開きすぎていたんじゃないかと思う。
 そこで、設定は全て手動。ISO200。絞りはF5.6。シャッタースピードは4秒から8秒。ホワイトバランスは昼光色、これがベストだった。

 

 

(2011.08.27 十勝川河川敷)

 西風が弱く吹いていたので花火の煙はゆっくりと流れてくれ、花火が放つ光りは綺麗な放物線を描いてくれた。風が無ければ煙が充満し、その煙りに光が反射して妙に明るくなる。風が強ければ、煙は直ちに消えるけれど、花火自体の形に歪みが生ずる。そんな意味で最高のコンデションであったと思う。
 そして地面を少し入れたのも良かった。十勝大橋のケーブル支柱が有ることで、花火だけだと気付かないスケール感が出せたと思う。 なぁ〜んちゃって自画自賛ではあるが、花火も花火撮影も楽しませて頂きました。
 
ところで花火って1発おいくらくらいするんでしょうね?聞くところに寄るとこの花火大会は1万発だとか。ってことは1発千円でも1千万円、1発1万円なら1億円。うわーっもったいない!って相変わらずの貧乏性Fieldは考えてしまうのでありました。


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