恋は盲目

コサメビタキ(2011.08.07 音更町)

 前章の翌日であります。また良い天気なんであります。こんなに良いお天気なのに…“勿体無い!”その一心で、フラフラとまたハンドルを握ったのですが、何度も申し上げましたように、今年はいつどこに行けば何に出会えるか…さっぱり見当が付かないのであります。
 どこへ行くアテもなく、何に会いたいという目的もなく、とにかく“勿体無い”からという理由で、最初に覗いたのは音更町の某所。かつてここにはミドリシジミとオナガシジミがワンサカ居たのでありますが、すっかり木が育ってしまいまして、環境が変わってしまいました。結果 、オオヒカゲだけは健在でしたが、他にめぼしい物はNothing !

 諦めて戻りかけた時に林の中から出てきたのがこの小鳥さんで…どうもコサメビタキに見えますが…ホントかなぁ?

 

ゴマシジミの産卵(2011.08.07 鹿追町)

 さーて、どこへ行きましょう?もしかしてめぼしい蝶に出会えなければ釣りも有りかな…とか考えながら、然別 川沿いに北上しましたが、そーか暫くまとまった雨が降ってないもんなぁ川はどこも渇水状態ですね。
 で、十勝はゴマの時期のようです。ナガボノシロワレモコウさえあれば、どこにでもゴマの産卵シーンが見られました。そうだ!思いきり寄って、産み立ての卵を…と目論んだら、やったね!撮影成功!!

 

キアゲハ(2011.08.07 鹿追町)

 その後、然別湖近くの扇ヶ原まで行ってみました。昔ここでヒョウモンチョウを撮ったことを思い出したからでしたが、これまた不発!
 しかし、キアゲハは数を見ましたね。夏型のキアゲハってそんなに見る種じゃ無いと思うんだけどなぁ。

 

ウラギンヒョウモン(2011.08.07 鹿追町)


 そして、ヒョウモンチョウには出会えませんでしたが、お久しぶりにウラギンに出会うことが出来ました。いやー、何年も撮影してないよなぁ、お懐かしい!ところで、“エゾ”が付いたりしないよなぁと、ややマジで数頭にカメラを向けましたが、全部ノーマルなウラギンのようでした。

 

ノゴマ(2011.08.07 鹿追町)

 その後もヒョウモンチョウを諦められずに移動したところ、ホツバヒヨドリに止まるヒョウモンらしき姿を発見。でも、遠いなぁ…そろりそろりと薮漕ぎをしながら進むと、木の根本から何かが飛び出しました。ん?何だ?
 カメラを向けると、それはまた木の根本に潜り込んでしまいました。うーどうしよう。前へ進むべきかもう少し様子を見ようか…と悩んでいたら、またまた姿を現してくれたので、今度こそ!
 いったい何という鳥さんなのか分かりませんでしたが、もしかして木の根本に巣が有る?そこにいる幼鳥を気遣っているメスの鳥?なんて想像を巡らしていたのですが、Fieldの鳥の先生Jさんによれば、ノゴマの幼鳥とのこと。ところでさっきのヒョウモンチョウは?どこ行ったんでしょうね(汗)

 

勘違い(2011.08.07 鹿追町)

 川でルアーを流してみましたが、居るには居ましたが、ちっこい子どもばっかりで…渇水しているせいか、お父さんお母さんはどこかの深みに避難したのかも知れません。
 すぐにまた蝶の方に専念しましたが、ここで面白い現象を見ましたね。イチモンジチョウです。さすがに少しくたびれていますが…。そのイチモンジにアタックしているヒョウモンチョウが居たのです。何とメスグロヒョウモンの♂。まぁ、確かにイチモンジはメスグロの♀に似て無くもないよね。それにしても…恋は盲目?(笑)

 

カラスシジミ(2011.08.07 鹿追町)

 金曜日の夕刻から今日にかけて…350kmくらい走りましたが、距離を走っている割には、あまり目ぼしい写 真は撮れていない。やはり会いたい蝶に的を絞って計画的に動かなければ、こんなもんかも知れません。しかし、それが出来ないのが今年の状況!ま〜こんな年も有るかぁ。
 ところで、そろそろオイル交換しなければ…タイヤのすり減り方も、ちょいと気になる。新品の夏タイヤ買う?それもなぁ。後2ヶ月もしないで冬タイヤに交換だろ…小遣いも少ないしもう少し我慢するかなぁ…


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