富良野から

ベニヒカゲ(2011.07.30 日高)

 富良野ローターアクトクラブから、ホタル観賞例会の案内が届いた。うーん、どうしましょう?と言うのも、Fieldはこの6月末でロータリーを脱会している。そんな私に、そもそも参加資格が有るんだろうか?
 とりあえず、富良野RAC会長に電話してみた。“会長のさしがねかい?”“いいえ、会員達が会いたがってますから…”うーん、どうしましょう?悩んだ末に結局行くと決めた。RACのこうした会合には大抵OB・
OGが参加している。彼等もまた会員資格を失っている訳で…じゃあ私も地区委員会OBって事で…。
 会場は金山湖との事で、折角だから朝から出掛けて金山湖周辺でお外遊びをして…等と考えていたが、朝起きてみたら外は雨模様だ。うーん、どうしましょう?

 

メスグロヒョウモン(2011.07.30 日高)

 ネットで天気を確認してみたり、のらりくらりと準備をしてみたり、出掛けようと思った時刻は疾うに過ぎてしまった。道内どこもすっきりと晴れている所は無さそうなのだ。悩んだ挙げ句行き先を日高に変更した。そこだけは現在雨が降ってはいなかった。
 連年この例会には20名以上のメンバーが集まり、炭火を熾して焼き肉をやるハズだ。そこへオカズを増やしてやろうと、日高で魚釣りをすることにした。日高から金山湖へは車で1時間程度だから、夕方まで河原に立っていても、集合時刻の午後6時には間に合うし、もし雨が降り出しても、魚釣りならさほど支障はない。

 

コヒョウモン(2011.07.30 日高)


 かつて幾度か竿を振ったことのある河原に着いたら、目の前にベニヒカゲが居た。左右非対称で若干羽化不全の個体だった。そうかぁ、もうベニのシーズンかぁ。気が着けばヒヨドリバナも満開で、様々な蝶がやって来ていた。
 空は曇っているものの、未だ明るく、直ちに降る気配はない。じゃ、釣りはとりあえず、蝶の撮影をひととおり撮ってからだな。
 翅の新鮮なメスグロヒョウモンが居た。今頃コヒョウモンも居たが、比較的新鮮な個体だった。今発生すべき蝶と、発生遅れの蝶が混在していて、美味しいタイミングであったかも知れない。

 

シラフヨツボシヒゲナガカミキリ(2011.07.30 日高)

 道端に倒木があり、それをチェーンソーで切り刻んだ後があった。もしかしてルリでも居ないかとチェックして驚いた。丁度カミキリムシの恋の季節であったようだ。こんなカップルがあちこちに居た。

 

コムラサキ(2011.07.30 日高)

 路上にはコムラサキがやたらと居た。正に真夏の蝶のイメージだが…、間もなくタテハだらけの季節が来て、北海道の蝶のシーズンは終わる。うー短すぎる!
 ん?こうしては居られなかった。魚釣りに来たんだ!マジメにやろうっ!


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