お久しぶり その8

コンビニ(2011.07.17 沖縄本島)

 今回の撮影旅行も最終日となりました。天気予報に反し、本日も晴れております。“番外”に書きました通 り、時事通信支局へお邪魔した後、国際通りに寄りました。ちょいとお買い物をしたかったのでありますが、余りに良いお天気。こんなことをしていられないと思い直し、那覇を離れ、某公園へ向かいました。やや風はあったもののご覧のお天気です。
 途中に寄ったコンビニですが、これって沖縄特有でしょうか?数件見かけましたので、チェーン化していることには違いなさそうです。やや不安を感じましたので、カウンターの女性にその公園への道を確認させていただきましたが、親切に対応して下さいました。

 

シロオビアゲハ(2011.07.17 沖縄本島)

 公園の手前の畑の脇にランタナの植え込みがあり、例によってシロオビが群れていた。その近くに車を止め、周囲をうろつくことにした。
 今回、沖縄へはレンズを4本持参したが、従来多用していた100-300mmズームは結局一度も使用しなかった。この写 真は15mm対角魚眼レンズ使用である。蝶の撮影に魚眼というのはあまり常識的ではないかも知れないが、蝶が生息する環境も写 し込みたいという思いがあって最近多用している。
 レンズ端10数cmまでピンが合うので、そこまで寄れば、蝶をそこそこのサイズで撮影できるが、蝶がおとなしく待ってくれるはずもなく、さっと寄って瞬時の判断でシャッターを切らなければならず、忙しいことこの上無い。ただ、ハマれば面 白い写真になるし、生息環境も写し込めるから、正しく生態写真としては意味のあるものとなる気がする。

 

ウスキシロチョウ(2011.07.17 沖縄本島)

 蝶の生態写真というと、標本写真の対局にある写真と捕らえている方も多いと思う。標本写 真が死んだ蝶の写真なら、生きている蝶を撮影すれば、それが生態写真なのか?という疑問をFieldはずっと持っている。例えば道に蝶が開翅して止まっている。それをファインダーいっぱいいっぱいに捕らえた写 真が果たして生態写真としてどれほどの価値があるのか疑問に思う。
 どんな環境に生息し、どんな行動をとり、どんな花を訪れるか、様々な要素を盛り込んでこそ生態写 真の意味がある。ただし、ファインダーいっぱいの写真を意味のない物とは思ってはいない。それをFieldは形態写 真として意味有る物と考えている。より鮮明なアップの写真には時に思わぬ発見が有り、それは蝶を知る上で貴重な資料となる。
 上の写真は200mmマクロで撮影した。解像度が高いことは承知していたが、余りに重くてデカイので、いままでやや敬遠していたきらいがある。しかし、こうして写 真をアップにした時の圧倒的な解像度の高さは、やはり貴重だ。今後は生態写 真と形態写真の融合を目指し精進したいと決意を新たにした。

 

ウラナミシロチョウ?(2011.07.16 沖縄本島)

 なぁーんちゃって、偉そうなコトを書いた直後ですが、これウラナミシロで良い?(基本的に蝶のことがイマイチ分かってないFieldでした)

 

アオスジアゲハ(2011.07.17 沖縄本島)

 アオスジって、薄暗い林道で休んでいる時以外の写真は、ほとんど前翅がブレた写 真ばかり撮っていた気がするが、これってかなり動きが止まってるよね。ん?シャッター・スピード?1/125だから、さほど早くも無いんですけどね。

 

メジロ(2011.07.17 沖縄本島)

 薄暗い林の中に入っている時、頭上で何かの啼き声。見上げたら鳥のシルエット。何だか分からずにシャッターを切ったが、これってメジロだよね。メジロって道南で一度だけ撮影した記憶があるが、二度目が沖縄って、何だか凄〜い!
 思いっきりアンダーだったので、明るく補正してみたら、何だか絵のような写 真になったが、Fieldとしては気に入っている。

(長々とお付き合い下さりありがとうございます。次はお久しぶり…沖縄フィナーレです)


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