お久しぶり その4

ナガサキアゲハ♂(2011.07.16 沖縄本島)

 沖縄2日目。北海道で見た天気予報では雨時々曇だった。台風が来ているのである。その予報では初日の昨日だけ晴れのマークがあったが、以降傘のマークが付いていた。考えてみたら前回の沖縄も海の日で、しかも全日程傘マークが付いていた。しかし、実際には全て快晴。そんな実績があり、今回も天気予報はさほど気にしていなかった。きっと晴れるという予感は有った。そしてその通 りとなった。どうもFieldは沖縄と相性が良いらしい。
 しかも、今日は前回の沖訪で初めて出会ったA.M.さんがホテルまで迎えに来てくれて、T.Y.さんと待ち合わせをしていた。心強いことに、沖縄在住の2人がサポートして頂けることになっていた。お二人ともお久しぶり!
 T.Y.さんのハンドル、そして着いたポイントでいきなりこのシーンを目撃した。Fieldの目には、何の変哲もなく映っていたが2人は何だかエキサイトしている。短いながら尾状突起が有るんじゃないかと言うのだ。言われてみれば確かに!Fieldは台湾で尾状突起のあるナガサキをさんざ目撃している、でも、待てよ〜。全部の画像を確認したが、台湾のナガサキ♀は全てに尾状突起があった。しかし、逆に♂には全て尾状突起が無かった。とすると、短いながらもポチッと突起が認められるこの♂は確かに貴重かも知れない。

 

リュウキュウムラサキ(2011.07.16 沖縄本島)


 次に現れたのがリュウキュウムラサキ。Fieldはこの蝶とヤエヤマムラサキ・メスアカムラサキの3種を、勝手にムラサキ3兄弟と呼んでいるが、このリュウキュウムラサキは、大陸型・パラオ型・台湾型…と変化に富み何だか紛らわしい。
 で、こいつはフィリピン型のようであるが、Fieldにはこの型が一番見慣れているような気がする。羽化間もないのであろうか、正に完品!いや、こいつはヤンチャなのか、長命なのか、
翅のすり切れた個体を見ることが多いのであるが、ここまで綺麗な個体を見るのは初めてかも知れない。

 

テングチョウ(2011.07.16 沖縄本島)


 沖縄のお二人は、次々とパインのトラップを仕掛けながら先へ進んでいたが、トラップ無しでも良いんじゃない?というくらいに蝶は姿を見せてくれ、飽きることは無かった。
 テングも過去の沖訪の中で一番数を見かけた。本州産とは別亜種なので、手抜きをせずに狙ったのだが、上の写 真…何だか背景が“宗教画”のような不思議な写真になった。

 

コノハチョウ(2011.07.16 沖縄本島)

 コノハチョウも、ノー・トリミングでこの距離。さほど警戒することもなく、開翅シーンまでサービスしてくれた。

 

アオタテハモドキ(2011.07.16 沖縄本島)

 夢中になってシャッターを切っていたら、唐突にカメラのファインダーがブラック・アウトした。な、何だぁ?と思ったら不覚にもバッテリー切れ。しかも、予備のバッテリーはどうやら車の中に置き忘れている。
 でも、良かったぁ!SONYとMINOLTAの2台のカメラを持参していたのだが、バッテリーが切れたMINOLTAの方だけ予備を持参していたのだ。不幸中の幸いという奴だね。しかし、車の鍵をお借りして、一人すごすごと戻る羽目になってしまった。


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