お久しぶりです その1

夏の雲(2011.07.15 沖縄本島)

 7/14 お仕事を終えると直ぐに空港へ行き羽田まで飛んだ。そのまま蒲田で一泊し翌早朝羽田から那覇へ…沖縄上空は、ところどころ、沸き立つような真夏の雲に覆われていた。その雲の姿は“お久しぶり!”とFieldを歓迎してくれているように見えた。

 ここ数年、ロータリークラブの地区役員を拝命するようになってから、蝶だけの為に遠出する機会が無くなっていた。かつて、毎年のように訪れていた沖縄へも、ここ2年間お邪魔していない。知り合いの旅行会社(JAL系)専務に何か手頃なツアーは無いかと問い合わせたが、時期が時期なだけに無いという。しかし、待てよ〜Fieldの手持ちマイルが一部7月で消えることに気付いた。それを使わない手は無い!JALマイルで羽田へ行き、そこからのツアーなら何か有るかも知れない。しかも羽田からはANAでも良い訳で選択肢は広がる。そんな訳で、今回はANA楽パックを利用することになった。

 

辺戸岬(2011.07.15 沖縄本島)

 那覇へは何と8:35着。これでもし、当日帯広から飛んだとすると、お昼頃羽田、乗り換えて那覇着は午後3時過ぎ、レンタを借りて、いざ行動と思ったら午後4時。前泊分費用はかかるが、この差はFieldにとって大きい!
 那覇空港からレンタ会社の送迎バスでトヨタレンタリースへ。手続きを済ませ、間もなく“ヤマト様〜!ヤマト様〜!”ん?もしかしてFieldのこと?“ヤマト様〜!”また呼んでるよ。“あのぉー、もしかして「マ」が要らないんじゃないですか?”書類を見直した係員が“あっ!失礼しました”良いのよ良いのよ、どうせ私は“マ抜け”だから!しかも一応、私は大和人(やまとんちゅ)だし…

 そんな一件がありましたが、とりあえずスタート!どこかで朝食…なんていう時間ももどかしく、コンビニの手巻きをかじりながら向かった先は辺戸岬であります。

 

ヤマトシジミ(2011.07.15 沖縄本島

 何故最北端の辺戸かと申しますと、理由は種々ありまして…。今回の滞在は3日間で、初日最北端〜北部。2日目、北・中部。3日目、中・南部。なぁんてな発想と、Fieldはここからの眺めが好きなんですね。そして、オキナワカラスを見たという過去の記憶等々。
 しかし、時間がかかりましたね〜。許田までは高速だから良いのですが、その先…工事の信号で何度足止めを喰らったことか!イライラ・イライラ!
ようやくたどり着いて驚いたのが、お土産物屋さんが潰れていた事。いやここで黒糖ピーナッツを買うことが、Fieldの決まりになっていましたからねぇ。黒糖ピーナッツは、どこでも売ってはいますが、Fieldはここのが一番好きだったのですよ。残念だなぁ!
 えっ?何?!引っ張り過ぎ?早く本題に入れって?はいはい!では、こちらヤマト様です。いや別 にオヤジ・ギャグのつもりは無いのですが、道産子のFieldにとっては地元に居ない種ですし、似た奴が出てきた時に間違わないよう確認の意味もありましてね。

 

クロマダラソテツシジミ(2011.07.15 沖縄本島)


 前回沖縄を訪れた時に、初めてお会いした蝶なのですが、あの時既に“沖縄の人口くらい居るんじゃないか”と書きました。しかし、今回は更に増えているという印象でした。しかも、今や関東圏にまで進出しているとのことですから、日本の人口に匹敵するくらい生息しているのかも知れません。
 外来種というのは、入ってきても馴染めずに消えて行く種と、こうして唐突に入ってきて、天敵が居ないばかりに、爆発的に増える種とがあるんだなぁと改めて感じましたね。

 ところで、上の写真の右端の蝶は誰?ボロボロのヤマト?それとも…

 

アオタテハモドキ(2011.07.15 沖縄本島

 早いお話、ここにオキナワカラスは居ませんでした。Fieldの目論見は外れた訳です。居たのはアカタテハ・ツマグロヒョウモンそしてこのアオタテハモドキでした。
 で、このアオタテハなんですが…沖縄に通い始めた頃は、この蝶に確実の会うなら八重山に行くしか無いという感覚がありました。最初に本島で見たのは確か末吉公園でした。あの時は、あれ?珍しいなぁと思って撮影した記憶があります。前回の沖縄でも幾度か見かけましたが、
今回はあっさりと出会うことが出来、増えてるのかなぁという印象です。それもそのハズ、食草はオオバコだもんなぁ。
 この時は未だ“予感”でしたが、ここ数年で
沖縄には“何か”変化が起きているんじゃないかという気がしました。ここに長居してもあまり期待が持てない気がしましたので、そろそろ移動しましょう!そうすれば、その“何か”も見えてくるかも知れません。


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