今年のニンジン…ヴェトナム

ホーチミン市(2011.04.29)

 今年の忙しさは、想像を絶している。まず、私が同窓会長をつとめている帯広市立帯広第六中学校の閉校が3/22。そして、新学校翔陽中学校の開校4/7。それから統一地方選で、十勝管内の市議・町議選。更に大地震に関わる対策本部設置、副本部長就任。それに伴う海外からの支援の申し出に対する対応等々。正に忙殺!
 そうなる直前、そう地震発生の前。まさかこれ程の事態が起こるとも知らず。馬車馬のニンジン…JALツアーに申込をしていた。通 常ツアーというのは“最少催行人員”というのが設定されている。つまり、申込者が15名を超えると催行致します…とかの注意書きをご覧になったことがありますでしょう。で、1名不足だというニュースがあった。格安で行けるらしいが、行く先がホーチミン
市という以外何の確認もせずに、決めてしまった。
 
多くの思い入れと期待を持っての旅行もあるが、それは思惑通 りに運ばなかった場合に挫折感も大きい。こういうでたらめな根拠の旅は逆に、何か思わぬ 拾い物も有るかも知れないし、また、何も無くても元々だから、絶望感は皆無であろう。

 

ホーチミン市(2011.04.29)

 好奇心が人一倍のFieldは、見知らぬ土地を訪れること事態に意味があり、行ったことの無い国を訪れるというだけで、大きな意味を持つ。さて、何があるかなぁ?どんな出会いがあるかなぁと期待しながら、4/28帯広市を出発した。え?まだGWが始まってないって?た、確かに!当社社員には、5/2休んでも良いから、行かせて!とお願いしましたから…(汗)
 羽田から成田へはリムジンバスで移動。運賃3,000円は少々高いと思うんですけど…
。夕刻17:50発の飛行機は、JALとアメリカン・エア・ライン、ベトナム航空のコード・シェア便で、所要時間6:30。現地着が22:20(日本時間4/29、午前0:20)。時差は2時間であるが、何だかとっても疲れたぁ!

 

ロータリーの中央にあった像(2011.04.29)

 ホテルで一夜を明かし、翌朝からは市内観光。まず目に付くのがバイクの多さ。それもただ事ではない。台湾に初めて行った時にも、バイクの多さに驚いたが、そんなもんじゃあ無い。ざっとその2倍は走っている。その代わり四輪は極端に少なく、おそらくは観光客の乗る車が殆どであろう。そして台湾と違うのが交差点だ。主な交差点は殆ど信号の無いロータリーになっているから、ひたすらバイクの列が流れ続けている。
 そこで参ったのは、道路の横断であった。一応横断歩道のマークはある。しかし、いつどの角度からバイクが突っ込んでくるか予測が付かないのである。バイクが居なくなるのを待とうものなら、永遠と路肩に立ち尽くす羽目になる。かと言って、思いきって渡ろうとすれば、クラクションの嵐!歩行者に優しくない街なのであるが、歩いているのは、まー観光客くらいなもんだ。

 

サイゴン大教会(2011.04.29)

 ベトナムがフランスの植民地だった1863年から1880年にかけて建設された教会。中には入れなかったが、ついでだから“サイゴン”についての蘊蓄を…サイゴンのベトナム語での名前はザーディン(嘉定)だった。フランスがベトナムを植民地化して、Si G蕨という呼称が一般的になったので、「サイゴン」と呼ぶことになる。1976年、共産主義の統一国家ベトナム社会主義共和国が成立したことにより後の共産党指導者ホー・チ・ミンの名を冠したホーチミン市が作られ現在に至っている。
 ザーディンを嘉定と書いたが、実はベトナム語はもともと日本と同様、中国から伝わった漢字で表記されていた。その漢字をフランスは捨てるように指導し、全て音をアルファベットで表記するよう命じた結果 が今のベトナム語である。え?何で知ってるかって?Fieldがガイドさんにしつこく聞いて教えて貰ったからだよ(笑)しかし、あのガイドさんなかなか博学だったなぁ。おそらくは思いも寄らぬ というか、一般観光客に訊かれることがあまり無いようなFieldの質問に、的確に答えてくれた。

 

聖母マリア像(2011.04.29)

 写真左下は、今結婚式を挙げたばかりのカップルである。ついでながらベトナムの宗教は、仏教50%、ローマカトリック12%、プロテスタント2%、その他(イスラム教、ヒンドゥー教など)2%、無宗教または不明34%。これもガイドさんから聞いた。もっともクリスマスの日だけはみんながキリスト教になると言っていたから、事情は日本と同じことのようだ。

 

中央郵便局(2011.04.29)

 サイゴン大教会の右手に中央郵便局がある。写真はその中で撮ったものであるが、局内に観光客向けのお土産物の売店があった。しかし、何で郵便局が観光コースにあるのか理解が出来ていない。まーなかなかの建物であったから、もしかしたらその昔、別 の用途で建てられた由緒有る建物なのかも知れない。
 しかし、一方で他にこれといった名所が無かったからなのかも知れない。大教会は見応えのある建物だから、そのお隣もついでに…みたいな印象ではあった。


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