不思議の国へ その7 帰国

do not disturb(2010.09.26)

 もう帰国である。弾丸トラベラーというTV番組があるが、正にそれに近い。ブリスベンを8時45分発であるから、ゴールドコーストを午前5時前に出なくてはならない。起床は3時30分で、コールをお願いしてあった。
 それとは真逆なのがこの下げ札。どこのホテルでも見られる代物であるが…。でも…あれれ?と気付いたことがあった。“do not disturb”“起こすな”の前に“please”だから“起こさないで下さい”でもね。その下に“thank you”と感謝の文字。中文表記の下にも“謝謝”しかし、日本文の下に“ありがとう”は無い。何でだぁ?

 礼節を重んじるはずの日本なのに、何でだぁ!?日本人は心・気持ち・精神を重んじる。しかし、それを表に出すことを潔しとはしない。でもさぁ、表に出さなければ相手には通 じないよね。前章でも、お店に入るときの話を書いたが、ここでも同じじゃあないかと思う。感謝の気持ちが有るのなら、やはり“有り難う”と言葉にしなければダメだと思う。特に外国の方と接するときにはそれが大切だと強く感じた。

 

paradice resortロビー(2010.09.26)

 4時に部屋まで手荷物を回収に来ることになっていたが、来なかった。おかしいと思ったが仕方なく荷物を持って4時30分にロビーに下りた。とりあえずチェックアウト。若いお兄さんが対応してくれたが、直後その彼は何かを思い出してカートを持って走り出した。
 あんたが取りに行かなければならない荷物はここにあるぞと告げたが、未だ他にも依頼を受けながら運び忘れの荷物があるらしい。4時45分迎えのバスが来た。一応JALのツアーで来ているので、空港まで送迎が付いている。自力で空港まで行かなくて良い分、気は楽だった。

 

ブリスベン空港(2010.09.26)

 空港で、こんなのを見つけた。外貨の再両替は紙幣のみであるから、こんな募金は有りだと思うが、少なからず紙幣も混じっている。しかも、オーストラリア・ドルだけではなく、例えばウォン等も混じっていた。海外旅行のハシゴだったのか、韓国人が入れた物か…?
 下は搭乗口への通路の壁の装飾。もしかして盾だったりするのかなぁ。でも良い感じのデザインですね。茶系と白のみというのも、デザイン的に良いと思います。


pacificblue(2010.09.26)

 見たことの無いカラーリングの飛行機だったので撮影した。pacificblueは航空会社の名前かなぁ?間もなく成田行きのJAL便が飛ぶ時刻(8:45)だ。オーストラリアの滞在時間は50時間くらいかなぁ。正に弾丸だよ。
 え?蝶々?そうだね。端(はな)から諦めてましたんで、ご紹介できませんでした。ウスキシロらしき蝶は、そこそこ見かけました。カバマダラらしき蝶も数度の目撃。後はリュウムラらしきものを1度見かけました。その程度です。山間部へ行けば何かしらご紹介出来る写 真も撮れたのかも知れませんが、繁華街とビーチと…後は洋上でしたので、残念ながら…!しかし、そのことを除けば、滞在時間の割には中味の濃い旅であったと思う。

 それから、元々英語を常用している方の英語は聞き取りにくいと感じていたが、今回はそれを痛切に感じた。もっと鍛えなければヤバイ!そして、人に対する気配りという点でも日本人はヤバイと思った。気配りは他人との摩擦を最小限にとどめてくれる。まー、要するに日本人は平和の上に胡座をかいてるんだろうなぁと感じた。もっともっと繊細な気配りをしなければ、日本人は嫌われるぞという危機感さえ感じた。日本国内に於いてもしかり、外国でなら尚更である。

 この記事を書いていて、ふと気付いたことがあった。それは…最近“夜逃げ”をしていないなぁ…ということ。そして、今回の旅は、もしかして“夜逃げ”の延長…で“国外逃亡”かも知れぬ 。現実逃避とも言えるかも知れない。心のリセットボタン押しに出掛けたな〜んてのは格好の付け過ぎか? ま、いずれにしてもまたどこかへ行くんだろうなぁ!で? 今度は何処だろうね???


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