不思議の国へ その1フロローグ

プロローグ(2010.09.23)

 皆さんが旅に出ようと思い立つキッカケって何でしょうね?Fieldは、たいていの場合、思いつき…。どこかへ行きたいという放浪癖は、子どもの頃から持っていた。だから、常に狙っているのである。自分の休めそうな日、その日に行けそうな場所、後は好み…かな?今回その条件に当てはまったのがオーストラリア。目的は…特に無い。ただ前出の条件に当てはまったから行くと決めた。決定打は、何と7万円台の旅費の安さでした。
 しかし、行くからには“目的”も持たない訳にはいかない。ゆっくりと休養…なんてな事はFieldには当てはまらない。何しろ欲張りなもので、直ぐにスケジュールをテンコ盛りにしてしまうのがField流である。ところが今回、忙しくてゆっくりとネット検索している暇も無かった。誰か行ったことのある人…と思って“オーストラリアへ行くんですよ…”と、誰彼かまわずアナウンスした結果 …“私も行きます”という人が2人も居た。2人とも10月。そして2人とも新婚旅行なんだと…。
 どなたかから情報を得たいと思っていたのに、“情報が有れば…”と、逆に切り替えされる始末。そうこうしている内に出発日が近づいてきた。ヤバイね〜どうも…。いったいどんな旅になるんでしょうねぇ?

 

千歳空港(2010.09.23)

 旅程…9月23日/帯広市を午前10時出発〜車で〜千歳〜JAL〜成田〜JAL〜ブリスベンへは翌24日早朝到着〜バスで〜ゴールド・コーストということになっていた。のんびり走って千歳のいつものパーキングヘ。いやここ安いのよ。3泊4日で1,500円だもの!パーキングのバスで送ってもらって、千歳空港には午後3時前に到着した。ツアーデスクの受付が午後4時だったがその場所を一応確認…と思ったら“もう受付出来ますよ”と係員の方が仰る。アハ!これで安心してゆっくり出来る。
 昼食が未だだったので、空港内のレストランへ…カニとイクラの丼、そして生ビール。その後荷物を預けに行くと…機材調整のため30〜40分 遅れるかも知れないと告げられた。成田で2時間程余裕はあるから気にも留めずに搭乗ロビーへ入る。いつもなら、リュックに怪しい物体を詰め込み、機内手荷物にするので、チェックに手間取るが、今回はキャリーバッグを預けたので、手にはカメラ・バッグだけ。スムーズに通 過出来た。
 搭乗ロビー内の喫煙室で一服して出ようとした時、空港係員とすれ違った。その彼が喫煙室で誰かを捜している様子…“○○ウ様、○○ウ様いらっしゃいませんか?”と叫んでいる。ん?もしかして…。喫煙室から出てきた彼に…その“ウ”が無ければ、それは私のことかと思うのだが…と告げると…“失礼しました○○様でいらっしゃいますか?”と来たもんだ。ありゃぁ〜嫌な予感だわ!

 

飛行機の窓から(2010.09.24)

 ま、要するに先程30〜40分遅れるというのが、更に1時間遅れるというのだ。“ブリスベン行きに乗り継ぐのは知ってるよね?”“はい承知しております。”“で、間に合うの?”“はい、何とか間に合うよう連絡をとっているところです。”“いや、間に合えば良いんだけどねぇ”
 “あのーこれ、お詫びの印です。”そう言って手渡されたのが“オショクジケン”いや“汚職事件”じゃ無いって“お食事券”!ロビー内での飲食が1,000円分無料なんだと。で、有効期限は…えっ?本日のみ??いやーお腹空いてないんだけどねぇ。でも、折角だし…ぃ、もったいないしぃ…。 結局 “お食事券”はカニ・ホタテ丼とビールに引き換えられた。うーっ、お腹いっぱいだぁ!しかし、何だか楽しい旅行になりそうだこと…旅にトラブルは付き物と思っている。一体この先どうなるんだろうと思うと、心配よりワクワク感が先になる。

 

ブリスベン空港(2010.09.24 )

 で、どうなったかって?ま、こうして写真を見て貰ってますんで、何とかオーストラリアには到着したとご理解いただけると思います。更に、千歳空港の写 真の次が機内の窓からで、次がブリスベンですから、成田で如何に時間が無かったかも想像されている通 りでございます。いや、スリルが有って楽しいですよ〜(笑)
 機内ではお食事が2回、“お飲物は?”と聞かれる度にビールだワインだと飲んだくれておりました。今から帰国後、体重計に乗るのがコワ〜イ!


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