秋の始まり その2

カラスアゲハ(2010.08.16 中札内村)

 “つづく”と書いておいて、さっぱり続きませんね〜。すんません!理由その1、多忙。理由その2、暑くて弛れてる。理由その3、間が空くと更に言葉が出てこなくなる。まー、いずれにしろFieldの怠慢である。ごめんね。
 さて、移動を決めて、先程の林道を引き返した。前方10mほどのところにコイツが止まって吸水を始めた。なーんだ1頭かぁ。絵にならんなぁと思いながらも、カメラを手に車から降りた。シャッターを切りながら、徐々に近づいた。あれ?ちょっと待ってよ〜。
 先程まで、ずーっとミヤマカラスだと思ってシャッターを切っていたのだが、近づいてみたらカラスだった。北海道内で、カラスの夏型を撮影した記憶がないから、もしかしたらこの写 真がナント初撮影?かも知んない!

 

キベリタテハ(2010.08.16 中札内村)
 嬉しかったのがこれですね〜。再度チャンスを頂きました。いや、居たんですよ〜。運転中飛翔シーンは幾度も見ましたからね〜。今年はキベリの当たり年かも知れません。実は勤務中の帯広市内でも、幾度か飛翔シーンを見ているくらいです。いや、ようやく撮れました。

 

オオウラギンスジヒョウモン(2010.08.16 中札内村)
 さて、次の目的地に到着です。お目当ては沢山のベニ…そう思っていたのですが、的外れでした。結論から申し上げれば、今年のクモマもベニも発生が例年よりかなり早かった。そういう事なんだと思います。今頃気付いてももう遅いんですけどね。

 

キバネセセリ(2010.08.16 中札内村)
 いや、クモマとベニだけではないかも知れません。殆ど全ての蝶がそうだったのかなぁとも思えます。このキバネなんかも相当色褪せしてますものね。

 

サカハチチョウ(2010.08.16 中札内村)

 このサカハチなんかも、相当擦れています。でも、気になっていたのが、アカマダラが全く居ないこと…。つまり、アカマダラの2化は、もう既に終わり、今は3化待ち状態なんですねぇ、きっと…。
 Fieldは、長流枝内と中札内を定点観測地点と思っている訳ですが、定期的に訪れての定点観測であって、こんなに間が空いちゃイカンという事を思い知らされた感があります。


ベニヒカゲ(2010.08.16 中札内村)

 ようやく撮れたベニも色褪せ気味でありました。ところで、この写 真はマクロレンズを使っています。このページで言いますとオオウラギンスジは対角魚眼、カラスとキベリは300mmズーム望遠なんですが、他は全て100mmマクロです。他に使用頻度が高いのが200mmマクロレンズです。
 しかし、対象物が蝶の場合、次にどんなシーンが待ちかまえているか予測は難しいので、なかなかレンズを交換する余裕はありません。うわっ!これは!!と思いながらも、とりあえず装着しているレンズで撮ることが多いのです。まさか、レンズを4種類使いたいからと言って、カメラを4台持つことも出来ませんしね。

 最近レンズ交換なんて出来なくて良いから、特徴のあるカメラ数台を持って、とっかえひっかえしながら撮影するのが良いかも…なんて思ってるんですが、蝶を撮影されている皆さんは、どうお思いなんでしょうねぇ?

 

オオチャバネセセリ(2010.08.16 中札内村)

 これも100mmマクロです。ピンが浅くて手前の翅先はボケましたが、脚の棘までしっかり写 りました。広角は時に、思いも寄らぬ写真が撮れて面 白いのですが、生態をしっかり観察するなら、やはりマクロかなぁと思います。
 しかし、1本でオールマイティなレンズって作れないもんでしょうかねぇ。あ、そうかぁ。もし可能でも発売はしないよね〜。レンズを何本も揃える人が居なくなっちゃうものなぁ。
 実は今、オーストラリアへ行こうと思っています。いや、Field自身、何しに行くのか良く分かってませんがね。で、撮影機材、何を持っていこうかと悩んでいるところなんですよ。地元なら車の中に何でも載せちゃえば良いのですが、海外に重装備はねぇ…。まぁ現実逃避旅行みたいなものなんで、現実離れしたスケジュールが良いのかなぁ。それとも蝶一本に絞り込む?まあ、それによって持っていく機材は決まるよね。結果 はそのうちにご報告する機会があるでしょう。あまり期待せずに、お待ち下さい…(笑)


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