七 夕

いなり小路(2010.08.06 帯広市)

 Field Noteの趣旨とは少し離れるが…。帯広市で七夕の飾り付けが済んだと聞いて、フラフラと街へ繰り出した。その途中に撮影したのがこの写 真。ここは“いなり小路”という、言わゆる呑兵衛横丁である。そして実は、ここの大家はFieldの叔父である。
 昨年リニューアルすると言っていたと思ったら、古めかしいホーローの看板などを買い漁っていた。一体何を考えているんじゃろ?と、思っていたらこうなった。

 

いなり小路(2010.08.06 帯広市)

 リニューアルと言うから新しくするのかと思ったら、何と古く(?)してしまったのだ。トタンの壁は絵です。錆も錆塗装という技術なんだとさ。(雰囲気に合わせて、写 真をセピア調にしてみました)

 

帯広広小路(2010.08.06 帯広市)
 さてこちらが本日本命の広小路であります。人通 りは結構ありましたね。暑かったので夕涼みがてら…ってことでしょう。でも、飾りのボリュウムがかつてより少なかった気がします。原因は空き店舗があることと、営業していても参加していないお店もあるようです。
 Fieldが子どもの頃、この通りは帯広一の商店街でした。ここにお店を持つことが商店主のステータスみたいな時代がありました。結果 地代が高騰し、単価の安い商品を扱うお店が撤退。ふと気付くと高級呉服店ばかりが目に付く通 りになり、この商店街の魅力が無くなってしまったのですね。北海道は完全に車社会ですから、郊外の広い駐車スペースを持つ大型店にお客さんを持って行かれた訳で、まー、どの都市でも問題になっているドーナツ化現象の完成ってことでありまして、淋しい限りです。
 ところで七夕なんですが、皆さんの街ではいつ行われているんでしょうね。帯広市は8月7日ですが、古くから拓かれた北海道の港町では7月7日が多いようです。しかし、本来は旧暦の7月7日がやはり正しい気がします。お正月も“迎春”なんて年賀に書いては見てもピンと来ませんでしょう。このギャップどうにかならんもんでしょうかねぇ?

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