お帰りなさ〜い!Minolta

ご近所の秋(2009.10.25)

 実は昨年の秋に、またまたMinolta α7digitalの電源が入らなくなった。初期不良で2度のメーカー送り、その後液晶の画面 がちらつく障害で1度、今回同様電源が入らなくなって1度の計4度修理しているカメラだ。おいおい、またかい!?
 Fieldが35年前、初めて手にした一眼レフがMinoltaで、それ以来 Minolta一筋のFieldではあったが5度目の修理に出のすか、それとも別 のカメラを物色するのか悩んだまま放置していた。でもな〜Minoltaのロゴの付いた最後のカメラだしなぁ。

 

ご近所の秋(2009.10.25)

 9月9日ルチアーノからメールが届いた。律儀にも毎年私の誕生日前後には、ハガキかメールが届くのだが、今年のメールにはちょいと驚くオマケが付いていた。それは再来日の予告であった。
 何でも来年ドイツの出版社から日本を紹介する写真集が発売されるという。その写 真集のための追加取材だということだ。既に今現在彼が来日しているのは、前章の通 りだが、沖縄・石垣を手始めに北上し、11月27日に北海道へやって来る。つい先日までメールでその打ち合わせをやっていた。

 

ご近所の秋(2009.10.25)

 そんな中で、やはりカメラを直そうと決めた。その理由は前述の通 り、やはりMinolta最後のカメラであること…それが6割かな。そして、後の3割は見栄かも知れない。出版物に写 真を掲載させてもらったり、写真展を開催したりしていると、“カメラは何をお使いですか?”と聞かれる事も少なくない。そんな時にSONY…とは、SONYさんには失礼ながら言い難い。でも、Minoltaなら、わーこだわってるぅ…みたいな評価を頂けそう(笑)
 でも、もう1割残ってるね。それはFieldの貧乏性でしょうね。そうでなければ、他メーカーと徹底比較の上で、気に入ったカメラを物色したでしょうから…

 

ご近所の秋(2009.10.25)

 そんな訳で修理に出したカメラは、23日に修理を終えて戻ってきた。前回の修理はメイン基盤交換だが、今回は電源基盤交換なんだとさ。まー中味が見えてない私には、どっちにしても使えないと云う意味で同じなんですけれどね。
 ところで、先程のSONYさん発言なんですけれど…。コンセプトは誰もが70点〜80点の写 真が撮れるカメラということでしょう。実際にそのようなコピー内容で公告してましたものね。確かにそれはシャッターチャンスのみに集中できるという意味では大切なことなんですけれど…。
 一方のMinoltaさんですが、一応オート機能はありますが、おそらくこういう写 真が撮りたいと撮影者側に明確な意図が無い限り、まともな写真は撮れないのかも知れません。そしてその為にはどういう設定をしなければならないのかという知識もまた撮影者側に要求される訳です。まあ、面 倒といえば面倒なカメラです。でも、その設定がハマったと思える写真が撮れた時、快感を覚えるのが、まあマニアって奴でしょうね。

 

ご近所の秋(2009.10.25)

 で、さっそく試撮と思ったのですが、昨日はお仕事。で、今日もお仕事だったのですが、出勤前にご近所をうろつきました。いや〜しかし秋ですね。観楓の見頃はおそらく1週間前だったのかも知れません。

 

ご近所の秋(2009.10.25)

 桜を愛(め)でる日本人。散り際が美しいからでしょう。新緑の葉も当然美しい訳ですが、散り際に黄色や赤に変色する姿もまた感動を覚えます。美しく死にたい。死ぬ 前に一花(ひとはな)咲かせたい。死の美学というんですかね〜。まーそれが日本人の永遠のテーマなんでしょうね。枯れてしおれて、醜くなってから枝から落ちたのでは、潔くない!そういう感覚なんでしょう。
 しかし、Fieldはダメでしょう。ヨレヨレ、ヨボヨボの汚い爺になっても、変わることなく、というか変わることも出来ずに、今と同じような事をしながらお迎えが来るのを待つんでしょうね。 そして、もう一つありそうなのは突然死でしょう。そうそう餅を咽に詰まらせて…みたいなね(笑)

 

ご近所の秋(2009.10.25)

 そろそろ家に戻って出勤と思ったときに、この花を見つけました。やー綺麗だ!何という花なんでしょうかね。今、汚い爺と言ったばかりですが、まあ見かけは…と解釈して下さい。やはりどこかで光る物を持ち続けたいと切望しているところです。まー誰もそれに気付いてくれないかも知れませんがね。それでも良い訳です。自分で、まだ光ってるゾと思うことが出来ればね。それが生きるってことのエネルギーになるでしょう。
 ところで久々のMinoltaですが、あははダメだわ!完全に使い方忘れてる。明確な意図?それを実現するための経験と知識?偉そうに!(苦笑)1年のブランクは大きかった。来月末にはルチアーノと一緒にカメラを持ってうろつくことになる訳ですが、奴に負けない写 真…撮れる自信はありません。しかし、今から敗北宣言する訳にもいかないでしょう。少しでも勘が戻るよう練習しなくっちゃぁね!


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