そんなつもりじゃ…その4

オオゴマシジミ(2009.08.15 松前町)

 林道を行ったり来たりになってしまったが、結局先程のポイントに戻った。しかしもう午後2時を過ぎていて、先程太陽光線が当たっていた沢が日影になっていた。どうもこの蝶、陽当たりの良い場所がお好みのようで、先程見たポイントではなく陽の角度が変わった分だけポイントはずれるであろう事は予測が付いていた。
 
しかし、なかなか姿を現さない。実はSENNSE、標本用に1〜2頭捕獲したいと考えていたようで、その殺気を感じて飛ばないんじゃなかとからかっていた。しかし、少しじれ始めた頃にようやく1頭が姿を現せてくれた。え?お顔が見えない?た、確かに!(汗)でもこの時期にしては翅が綺麗でしょ。

 

オオゴマシジミ(2009.08.15 松前町)

 このポイントはやや深い谷の中なので、午前中だけのポイントだろうと、先程は考えていたが、その後も順調に姿を見ることが出来た。
 この個体も比較的綺麗だった。♂♀のことはあまり考えずに撮影していたが、上の個体は♂かな?で、この個体は…どうなんでしょう、♀かも知れません。

 

オオゴマシジミ(2009.08.15 松前町)

 こちらは産卵シーン。当然、自信を持って♀ですね(笑)

 

オオゴマシジミ(2009.08.15 松前町)

 こちらは止まりそうで止まらない個体に業を煮やして4〜5枚連写 した結果の1枚。シャッタースピードは1/500(f13)。もう少しスピードを上げるんだったかなぁ。

 

オオゴマシジミ(2009.08.15 松前町)

 すっかりオオゴマ三昧の様相になってきた。しかし、もう午後3時を過ぎている。そろそろ潮時かなぁと思い始めた頃にしほわんの声が聞こえた。“ここに止まった!!”
 もう結構な数撮ったので、さほど慌てることもなく声の方に向かったが、止まっている個体を見てFieldの目の色が変わった。“ブルーが綺麗!”俄然力が入ったが、すぐに飛ばれてしまった。しかし…

 

オオゴマシジミ(2009.08.15 松前町)

 林道を横切っただけで、またすぐに止まってくれた。もしかしてこの個体、今回の道南で見た個体の中で一番新鮮な個体だったかも知れない。夢中でシャッターを4〜5枚切ったところで今回の撮影終了となった。帰り道、ムモンアカとオオミスジに期待したが、こちらは不発だった。
 しかし、一日でこれほど多くのオオゴマを撮影できたことは過去に無かった。情報を頂いたSENNSEの先生。そしてサポートしてくれたSENNSEとしほわん…本当にありがとう。今夜美味しいお寿司でも…と、しほわんが誘ってくれたが、貧乏暇無しの零細企業社長としては、残された最後の休日を有効に使いたくて、今夜夜駆けで十勝に戻ることにした。
 このお盆の休日、日頃の疲れを癒すためにのんびりしようと思っていたが、図らずもまた道南に来てしまった。往復1,200km。疲れてはいるはずなのだが、リフレッシュできたと感じている。自宅でグテグテしていては、また疲れたまま仕事の山に突入することになったのかも知れない。来て良かったと思った。帰路、道南の地酒“みそぎの舞”を探したが、こちらは手に入らなかった。しかし、例によってハセガワに寄って食料を手に入れてから、道東に向けて走った。この春、道南行きを想定して取り付けたETCがようやく効果 を発揮してくれた。


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