亜細亜の大兄国訪問 その13(night cruis)

帝龍海鮮舫(2009.05.05)

 3日目の夕食は「帝龍海鮮舫」 南浦大橋の真下、黄浦江に浮かぶ広東料理の人気店だそうです。浮かぶというからには船であります。係留されていますので、移動はしませんが、一つ問題点がありました。微妙に傾いているのです。私の座った席は前上がりで、伸びでもしようものなら、後ろにバタンとひっくり返りそうです。テーブルの上にグラスを横にして置いてみたら、やはり手前に転がってきました。うーん、あずましくない!(あずましい=北海道弁で落ち着くの意。この場合はその反対語です。)
 ここは、時期が時期なら上海蟹を出してくれるそうですが、それは秋〜晩秋限定。今回はフカヒレ。え?どこかって?未だ出てません。でも、出された途端に食べちゃいましたんで、写 真はありません。え?お味?私ははるさめスープの代替えで文句は言わないでしょうね。でも上海蟹は興味がありました。何で冷凍物でも良いから出してくれないのかなぁ?残念!

 

ナイトクルーズ (2009.05.05)

 さて、今夜のオプショナルツアーは、お待ちかねのナイトクルーズです。外灘(ワイタン)、浦東(プードン)新区の間を船でぐるりと周遊する企画で、勿論川面 に面する建物には、毎夜3,000万円の電気を消費するといわれるライトアップが見られるわけです。格好の良い写 真を撮るぞと意気込んでいた訳ですが、いやいや難しかった。
 明るすぎては夜景の雰囲気が損なわれますので、マイナス補正をしながら、シャッタースピードは1/3〜1/10、レンズは24mmでほぼ開放。これを船上からの手持ちですから厳しいものがありました。デッキの手すりに肘をガッチリ固定して、人間三脚になりきっての撮影でした。左のブルーの電飾が船です。Fieldは既に船上にいますので、これは他の船ですね。

 

ナイトクルーズ (2009.05.05)

 さて、いよいよFieodが乗った船が動き出しました。思いの外低速で、しかも波の影響も少なそうです。これなら、何とかいけるかな。最初は建物をフレームにどう入れるかに気を使っていたのですが、ふと気が着くと川面 に映る反射、これが結構いけてることに気付きました。しかし、もう少し早く気付くべきだったと反省!

 

ナイトクルーズ (2009.05.05)

 川面・川面と思っていたら、今度は空に月が出ていることに気付きました。あの月も入れて撮りたい。とにかく、Fieldは欲張りな奴なんです。慌てて16mm対角魚眼を装着。レンズが明るいので、補正も−2です。

 

ナイトクルーズ (2009.05.05)


 こちらは帰路の外灘方面です。浦東のような派手さはありませんが、落ち着いた良い感じです。どこからともなく“あ、あれ私たちが泊まっているホテルだ!”との声。くっそー、良いホテルに泊まりやがって!あ、いやいや失礼しました。良いわね〜お金持ちは…。(やーねー僻み根性かよ!)
 まー、とにかく圧巻の夜景ではありました。しかし、綺麗な被写体があれば良い写 真が撮れると思い込んでいたのですが、甘かったですね〜。夜景は難しい!撮りながら次々に発見・気付いたことがありました。クルーズが終わっての感想は、悔しい〜っ!の一言。

 お願い!もう一周して!ってのが本音でしたね。でもまあ、今のFieldの腕はこんなもんでしょうな。いや、こうして見るとそれなりではあるのですが、実際の感動の何%を表現出来ているかという問題です。理屈じゃなく経験かなぁ。


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