亜細亜の大兄国訪問 その4蘇州(スーチョウ)

留園(2009.05.04)

 中国四大名園のひとつだそうで、まー端的に言えば中世のお金持ちの家なんだそうな。で、ここは客間ということらしい。家主は数人変わったようだが、その都度拡張され豪華さを増していったようだ。その家主の2人目が劉恕さんで、劉園と呼ばれていたが、後にまた持ち主が変わり留園に改名されたそうです。(ユネスコ世界遺産に登録)
 ん?もしかして、劉恕・劉園・留園って音が同じかも…。中国語の発音は分かりませんが、そういう手法で今の名称になったのかもしれませんね。

 

天女?

 心地よい音色が聞こえてきました。行ってみたら中国美女が琴の演奏をしていました。で、Fieldが思い出したのは、三保の松原。何で中国の蘇州で、日本の静岡市を思い出すんでしょうね。いつも、こう飛躍するので周囲の方々にはご迷惑をおかけしてるなぁとの実感は有りますがね(苦笑)
 いや、彼女の衣装ですよ。三保海岸に天女が舞い降り、松の木の枝に羽衣をかけたという伝説ね。あれを思い出したんです。そのストーリーの天女の衣装は、きっとこんなんだったろうと思った訳でして…。
 ところで、あそこの羽衣の松は、私が行ったときに“三代目”となってましたね。初代・二代は海水の浸食で倒れたらしいのですが、三代目って何か意味が有るんですかね?三人目の天女が舞い降りたなんて話聞いたことありませんし…あらら、また脱線した(汗)

 

透かし彫り

 ここの建物、どこが母屋だか何だか分からなくて、適当に気になるところだけ撮影したのですが、特に目に付いたのは、至る所に透かし彫りがありましたね。窓・部屋の仕切・椅子の背等々…。今ならドリルで穴を開けておいて、旋盤糸のこで抜いちゃうんでしょうが、これ全部手作業でしょ?すんごい手間がかかってるよね、きっと。
 ところで、この仕切、まさか一枚板って言わないよね。いやーでもここは、何でも有りの中国だからね〜もしかしたら、もしかするかも…。チェックしておくんだったかなぁ。

 

冠雲峰

 園内には12程の築山があり、その中でもここが一番有名らしい。背景に、にょっきり立っているのは太湖石で、湖底で水に浸食され、でこでこの穴だらけになったやつを引き揚げてきたものだそうで、Fieldにはその良さがイマイチ分からないが、かなりの銘石らしい。石の表面 を見る限りでは、砂岩だろうと思うが、資料によると鍾乳石となっていた。
 あ、そこに座っているカップルね、今回のツアーメンバーです。彼女、行きの飛行機で隣席でした。え?あ、いやそれだけですけどね。この程度なら顔の識別 出来ないよね。(モザイク・
目線なしでOK?

 

ゴミ箱

 何だかとっても綺麗な置物が…と思ったら、どうもゴミ箱のようです。いやいや、お洒落だわ。これ良いなぁ、持って帰りたいくらいだ。折角の綺麗なお庭に、さもさもゴミ箱でございます。みたいだと興ざめだものね。うん、良い。でも、持ち上がらなかったので写 真だけにしときます。

 

 

天女 その2

 また違った音色が聞こえてきました。池に小舟を浮かべて琵琶の演奏です。奏者は3人確認しましたが、交代で演奏しているみたいです。

 

調べてみたら…

 1940年代、中国を侵略した日本軍、国民党(中国)の軍隊が相次いでここで軍馬を飼育したため、門や窓がひどく破壊され、荒れ果 ててしまったそうで、1953年に、人民政府が資金を出して修築し、1954年1月1日に一般 公開されたんだそうです。それを見に、我々ははるばる日本からやって来ている訳で、何とも複雑!
 やっぱ、日本人は海外でろくな事やってないぞ!お金持って来てるからお客様扱いしてくれているけど、でかい顔しちゃいかん!肩身せまくして、手揉みしながら、あん時はすんませんでした。ま、そこまですることも無いだろうけど、そういう気持ちは必要なんだと思うField ではあります。すんませ〜ん! つづく…


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