お久しぶり!沖縄

プロローグ

 5:30起床。今日は久しぶりに沖縄へお出かけの予定であるが、昨夜遅くまで仕事。今朝も出発前に出社して2時間程の仕事がある。とにかく少々ボケた頭を抱えながら、荷造り開始。カメラバックは小さい方にしてカメラ・ボディ2台とレンズ1本を収納。他の交換レンズはリュックに詰め…パソはどうする?…最後まで悩んだが結局それも詰め込んだ結果 …うわっ、重い!結局リュックだけで10kg!!
 Fieldのラップトップは17inch。仕事と講演会の為に買ったもので、こうした旅行を想定に入れてなかった。それでも、スイス・イタリア・台湾にもお供してもらったパソだから、今回も連れて行こうと決めた。

 7:00前に出社し2時間ほどかけて仕事を片付ける。webで天気予報を確認。昨年の台湾以降すっかり台風男の異名が付いたようだが、うーん晴れマークは今日だけで、明日からは曇り…でも。台風7号の影響は何とか避けられた様子で、雨の心配は無さそう。まー何とかなるでしょう。10:00少し前に空港到着。出発までは25分…でも、既にweb check inしてあり、touch & goだから大丈夫!(当節の最新システムを何とかここまでは理解しているが、10年後、更に進歩すれば、果 たして付いて行けるだろうかと半ば心配!)そう思っていたら、定刻を過ぎても飛行機は飛ばない。何でだよ???


走行中の車窓から(2008.07.18 沖縄県那覇市

 そのうち“空路が混んでいて出発が遅れる”とのアナウンスがあった。あのねぇ〜…何だか嫌なことを思い出した。いつだったか石垣島に行った時にも、到着が遅れ、空港ロビーを“乗り継ぎで〜す”と叫びながら走りまくった記憶が甦った。またあのパターンかい?
 それと、もう一つ心配事があった。実は羽田で“空弁”を買ってから、那覇便に乗るという計画を立てていたが、もしかして、羽田空港でその余裕は無いんじゃないの?そしてその予測は的中してしまった。飛行機を降りる直前に“那覇へのお乗り次の方は、下りたら直ぐに係員にお申し出下さい。”とのアナウンス。あーやっぱりなー。想像通 りどたばたと走り回り、結局弁当なんぞ買う余裕は無かった。

 更に災難は続く…。那覇は天気予報を裏切って、お天気ピーカンの猛暑!まーそれは良いんだけれど、オリックス・レンタカーのシャトルバスに乗るが、なかなか発車してくれない。まー乗ってるのは私と、もう一組(お二人)だけだから、他の客待ちなんだろうと思い我慢我慢!結局その後誰も乗らずに、ようやく出発したのは良いが、え?オリックスって空港の更に南方面 なの? いつものレンタ屋さんなら近いし空港の少し北側なんだけれど、南は私の目指す方向と反対側なんだわ。

 

ホテルからの眺め(2008.07.18 沖縄県本部町

 ようやくハンドルを握ることが出来たのが、午後四時を回った頃。お昼を抜いているので、もうお腹がペコペコ。A&W(地元では、エー・アンド・ダブリューではなくエンダーと呼ぶらしい)で、ルートビアとオニオンリング…と思ったが、ここでまたまた嫌なことを思い出した。那覇の渋滞である。特に朝夕のラッシュは相当なものなのだ。とにかく那覇を脱出しなくては…と、北へ北へと向かった。
 ところが、Fieldはちょいとした間違いを犯していた。那覇さえ抜ければと思ったのだが、その考えは甘く、ナビのVICSは“○○km先渋滞です。”を繰り返す。こりゃタマラン、さっさと高速に乗るべきだったことにようやく気付いたが、実は高速は味気なくて嫌いなのよ。その土地の雰囲気を味わって、うーん沖縄に来たんだと、実感したかったんだけれど、どうもそんな事を言ってらんなくなった。途中から高速に乗り、本部町のマリンピアザ・オキナワに着いたのは7時を少し回った頃だった。
 ここで、直ぐに“やんばるの風”のmiyagiさんに電話を入れてから入室した。Fieldの部屋は最上階のど真ん中、勿論オーシャン・ビューでご覧の眺め!遠く中央に見えるのは瀬底(せそこ)大橋かな?ホテルの裏庭では山羊もニワトリも居て(何で?)元気に鳴いている。良い環境だわ。しかも、畳の間6畳半にフロアーも同じくらい有り、更にベッド・コーナーにはセミダブル2つ!ここで1人かい?何かもったいないなぁ…4〜5人でも泊まれそうだよ。

 

夕陽とモニュメント(2008.07.18 沖縄県本部町

 部屋でリュックを開けて中味を出す。衣類は備え付けの引き出しに移動、パソ・カメラ・充電器などを並べチェック…よし忘れ物は無さそうだ。そうこうしている内に、miyagiさんからの電話。“駐車場に着きました。”“今直ぐに下ります。”と1階のロビーから駐車場を覗くがそれらしき車がない!変だなあ?と思い、直ぐに電話をしてみる。どうもホテル名が正確に伝わってなかったようで、違うホテルの駐車場からのようだった。フロントのお兄さんに電話を代わってもらって、場所を説明していただく。
 折角部屋を出たので、戻る気になれず、外を少し散歩してみることにした。むむむ!暑い!とうに陽は沈んでいるのだが、もわぁ〜っと暑い!台風7号の影響もあるのだろうか?風がやたらと湿っぽい。参ったね〜!さすがに夏の沖縄だねぇ。明日からFieldはこの暑さに絶えられるんだろうか?!やや疑問!

 

山羊?(2008.07.18 沖縄県名護市

 “山羊料理を食べてもらおうかと思ってるのですが、大丈夫でしょうか?”とmiyagiさんが仰る。山羊?さすがのFieldも、ついぞ食べたことは無い。沖縄では引越とか目出たいことがあると、山羊を潰して皆に振る舞うという風習が有ったんだとか。スーパーで普通 に売っている訳ではないが、やはり山羊料理が好きな人が居て、その専門料理店が有るのだとか…。
 Fieldは、旅先ではその土地でなければ食べられない物に興味があるから歓迎であるが、果 たしてどんな味なのか想像も付かない。まず出されたのは山羊刺し。ただし、タタキのように表面 だけさっと炙ってある。部位によって3種くらいの歯ごたえが有ったが、癖もなく結構食べられた。“山羊汁もどうですか?”と言われて、これにも挑戦した。ただし、こちらは1人前を半分に分けて貰って食べたが、ヨモギが入っていて、台湾で食べた薬膳スープに近い味がした。もっとも、強烈に薬臭いという訳ではなく問題はない。ハンドルを握ってもらっているmiyagiさんには申し訳無かったのですが、Fieldはここでオリオン生と菊の露(泡盛)もいただいた。
 オリオンと言えば、このお店のすぐ近くにオリオンビール名護工場が有った。工場見学をすると只でビールが飲めるんだとか…いつか来なければね(笑)ところで、沖縄で山羊、北海道で羊(ジンギスカン)を食べる習慣があることが面 白いと思った。もっとも羊はどこのスーパーでも売ってる訳では無いから、山羊の希少性を考えると、対する北海道では鹿肉に相当するのかなぁ等と思いながら…ご馳走様でした。miyagiさんにはホテルまで往復の運転手をして頂き感謝・感謝!明日もよろしくお願いしま〜す。(つづく)


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