定点観測 その2の3

スジグロシロチョウ(2008.06.08 音更町


 カラスとミヤマカラス・ウスバとヒメウスバ・ヒメシロとエゾヒメシロ・サカハチとアカマダラ…ややこしいのが居るもんです。そのややこしいのの極みがスジグロシロとエゾスジグロシロだと思います。ここ数年ヤマトスジグロ…なんてのも出てきて、ややこしいことこの上ありません。
 
実はField、さっぱり分かっておりません。どこがどう違うのか説明を迫られるともうお手上げです。ましてや標本でも分かり難いのに、こうした生態写 真だけで判断するなんて無茶だとも思います。ただ40年以上蝶を見てきておりますので、あ、これはあれと違うぞ!という感覚だけはあります。それは同じ東洋人でも、あ、あの人はどうも日本人ではないぞ!と思う感覚と同じ様なものですので、ほとんどアテにはならないかも知れません。
 子どもの頃外国の方は白人か黒人かくらいの区別しかできませんでした。でも、この歳になって、少ないながら外国との方とも交流がある中で、イギリス人かな、とか北欧の方かなとか、ドイツの方かな?みたいな感覚は少しずつ身について来ました。そんなレベルではありますが、これはエゾの付かないスジグロかなと思います。いやーデタラメでスミマセン。反論をお持ちしております(汗)

 

ツバメシジミ(2008.06.08 音更町

 ブルー系の宝石が群れていた。もちろん♂ばかり。♀の方はキガラシで吸蜜。モザイク状のブルーの鱗粉が現れていて面 白い。

 


コヒオドシの幼虫(2008.06.08 音更町

 エゾイラクサに黒っぽい幼虫が居た。近寄ってみたらコヒオドシだった。4令と3令だろうか、若令の方は群生していた。
 つづく…と書いたまま1週間近くも経過してしまった。“多忙”という言葉で片付けてしまえばそれまでだが、こんなんじゃあいけないと思う。そんな思いとは裏腹に現実が重くのしかかっている。
 そういえばこの後、この場所で私の知り合いが蝶の採集者と出会ったという。知人が私の名前を出したら、その方はどうもご存知のようだったと報告を頂いた。一体どなただったんでしょう?



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