定点観測 その2

エゾハルゼミ(2008.06.08 音更町

 え?そ、そうだっけ??前回の掲載から1(ひと)月以上が経ってる。そんなに長いこと外遊びしてなかったっけ?4月に気温が高かったのに、5月はすっきりしない天候が続いた。また名寄市で会議があるなど、次々に週末が消えてしまい、あれよあれよと言う間に日が経ってしまった。
 
いったい世の中どうなったんだろう?…と、浦島太郎状態で、季節がどの程度進行しているのかも分からない。7日は、どうしても外せない行事があったが、今日はFree。雲が少し多目だが、気温はかなり高くなりそう。
 ところが先週、Fieldは腰を痛めていた。最初は、朝起きたときに少し違和感があった程度だった。しかもに左足に体重をかけると痛みがある。でも、特に何か事故があったという記憶はない。そんな程度だから、すぐに治ると思っていたが、ずるずると尾を引いて、未だにすきりしない。

 

ホシホウジャク(2008.06.08 音更町

 遠くはやめておこうと、いつもの定点観測地点へ向かった。時間帯がちょっと早過ぎたのか、未だ気温は充分に上がってはいなかった。しかし、ハルゼミの鳴き声が聞こえていた。停めた車の脇には、タンポポにホウジャクが来ていた。うーん、オミゴト!!相変わらず見事なホバリングを披露してくれている。
 カメラを手に、緩やかな坂を登り始めると間もなく汗が滲みはじめた。しかし、蝶の姿は思いの外少ない。チシマフウロも3分(ぶ)程度しか咲いていないようだ。

 


カラスアゲハ(2008.06.08 音更町

 ズミの花が満開だった。さすがに幾種類かの蝶が来ていた。サカハチチョウとスジグロシロに混じってミヤマ…と思ったらカラスだった。え、ここにカラスなんて居たっけ?
 過去にここでカラスを見た記憶があまり無い。しかし、その気になって観察していたら、半分かやや多いくらいがカラスだった。うーん、何時からだ?おっかしいなぁ?

 

カラスアゲハ(2008.06.08 音更町

ミヤマカラスアゲハ(2008.06.08 音更町

 その後も気になって、ミヤマとカラスの割合を見ていたが、ツツジとズミにはカラスアゲハが多かった。他の植物…タンポポなどにはミヤマカラスアゲハが多かったように感じたが、いずれにしても、この観測地点でカラスアゲハの数が急速に増えていることは明白だった。
 そう言えばかつて、ここには(ナミ)アゲハが居た。それが昨年、久しぶりに再発見されている。それとカラスアゲハが増えていることと何か関係があるんだろうか?また、ここにはサンショウもなければ、ツルシキミも見たことがない。ということは、アゲハもカラスアゲハも、ここで唯一のミカン科植物のキハダが食樹ということ…なんだろうなぁ。

 

サカハチチョウ(2008.05.04 中札内村

 ミヤマとカラスといえば、サカハチとアカマダラの2種の関係も気になっている。ここには比較的アカマダラが多いと感じていたのだが、今回撮影した写 真の中にアカマダラは居なかった。
 
発生時期の僅かな違いによる現象だと思うのだが、定点観測地点とか言いながらも1ヶ月以上も間を空けてしまっては、意味が薄れるよなぁ。近いんだから、もっと頻繁に通 えば、もっっともっといろんな事が分かるハズなんだが…。うーん甘い!真面 目にやれ!どうもスミマセン!! (つづく)



戻る      2008年版目次へ      次へ