…ということで、本日も日曜なのに出勤です。平日は朝7：30に事務所のストーブが、タイマーで点火され、8：30出勤ということになっていますが、うーん、もう仕事はしたくない！という気持ちで、敢えてタイマーはセットしていませんでした。ところが、今朝起きるとやっぱり仕事のことが気になります。“あー、やっぱ少しでも仕事をしておこう…”と、そう思い直して事務所に来ましたが、やはり暖房のない事務所は寒い！！
　ストーブに点火して、事務所が暖かくなるまで…そうだね〜１時間だけと決めて、その間外遊びをすることに決めました。場所は勿論一番近くのＳ公園です。何しろ私の会社からは橋をひとつ渡るだけ、片道5分です。公園の駐車場に車を停めて長靴に履き替え…え？何で長靴が車に載ってるかって？いや、先日また雪が降って…いやいや常備品ということもないのですが、まー良いじゃありませんか、とにかく車に載ってたんだから…ついでながら毛糸の帽子と毛糸の手袋まで載ってましたね。備え有れば憂い無しでしょ。え？何の備えかって？そりゃあ、遊ぶための備えでしょうが、仕事には必要ないもん。
　公園内は、さすがに足跡もまばらで、Ｍ公園とは大違い。長靴もあるので、ゆっくり散策できそうです。歩き出して間もなく、何だか春を思わせるような囀りが聞こえてきました。ん？これ何だっけ？相変わらず鳴き声だけで識別 出来るほどではありませんが、聞き覚えのある声ですから、あまり珍しい鳥ではないでしょう。そう思いながら探してみたら、居ました。シジュウカラでしたね。まー普通 種ではありますが、Fieldにとっては今まであまり観察するチャンスの無い鳥さんでした。今回撮影していて気付いたんですが、頭のてっぺんが、随分扁平なのね〜。

　頭上の枝の上で、コツコツと木をつつく音が聞こえました。ん？コゲラでもいるのかなと、ファインダーを覗いていたら、木片をくわえて、ひょっこり顔を出したのはゴジュウカラでした。Fieldには、こちらの方がお馴染みさんです。ところで、先日からシジュウだのゴジュウだのと、何で数字がついているのか気になっていたので調べてみたのですが、なかなか決定打が見つかりません。
　ただ、漢字では四十雀、五十雀と書くらしい。シジュウカラでは、鳴き声の聞きなしであるとの説もありますが、どうも納得が出来ません。更に雀の40倍の値（あたい）があるから…なんていう記述もありましたが、どんな価値観が基準なんでしょうね？まさか“味”じゃないよね。じゃあ希少性？シジュウカラは雀の40倍珍しい？じゃあゴジュウカラは50倍珍しいの？うーん、全然納得できません。どうも困りましたね〜。謎（疑問）は深まるばかりです。

　キツツキを思わせる短い鳴き声を聞いて、場所を移動しました。どうやら、声の主は松の木の裏側からのようです。そっと回り込んだのですが、視認する前に逃げられてしまいました。大きさはアカゲラ程でしたが、色と飛び方が違います。しつこく追い回していて、ツグミと分かりましたが、なかなか写 真を撮らせてくれません。
　ようやく、木の枝に止まった後ろ姿を捕らえましたが、ツグミにもクロだノドグロだと亜種が居るようですが、Fieldにはさっぱりです。亜種といえば、ゴジュウカラにもシロハラなんてのが居るようですが、やはりそれも区別 が付いていません。全くトホホな状態です。

　亜種で、トホホと言えば…こいつが今一番頭の痛い種類で…エゾリス用の餌台に来たのを思いきりアップで撮ってみました。さて、問題はこれがコガラかハシブトガラか？ということですが…。先日地元のＪさんによれば、区別 点は“黒いベレー帽がハシブトガラが光沢があるとか、ハシブトガラは北海道にしかいないとか、クチバシはハシブトガラの方が太いとか、次列風切がコガラの方が白っぽいとか・・ コガラは自力で巣を作るけれどハシブトガラは誰かの作った穴に営巣するとか。”とのこと。
　そこに、このＳ公園で撮った写真を東京都のＢさんが“これは？”とBBS貼られていましたが、今思い出したことがありました。Bさんがここで写 真を撮られた時、あの鳥さんは木の洞を利用した巣から出入りしてましたよね。ってことは“自力で巣を作ってはいない”ってことで、あれはハシブトガラで間違いないんじゃないかと…！この写 真もその巣の脇にある餌台で撮りましたんで、やはりハシブトガラかなぁ…と思う次第ではありますが…、蝶の場合近似種は棲み分け…と言って、例えば片方が日の当たる場所、片方が日影などと行動域には比較的明確な線引きがあり混棲することはあまり無いのですが、鳥さんの場合はどうなんでしょうねぇ？何？飛翔力が強い分、そんな棲み分けは無い？…だとしたら、Bさんの写 真がハシブトの可能性が高くても、こいつがハシブトガラであるとの確証は、やはり持てない訳？うーん、お手上げだぁ！！