Field苦手のセセリチョウ。まあ普通種だろうという前提で同定してみたが、当然（？）自信はない（汗）手許にある図鑑も台湾の全種が掲載されてはいないようで、こうして同定すること自体無茶な気がしないではない。
　あれ？変じゃない？と感じたら、どんどんご指摘願いたい。

　この蝶も、まあ同上ってな感じだが、ネッタイアカセセリは日本にも居る蝶なので、尚更名付けに緊張を伴う。恥はかき捨てとは思わないが、間違いがあって、それをご指摘いただければ、それは勉強になると思うので自信の無い中で掲載した。

　うーん、冷や汗タラタラだなぁ。タイワンウラボシシジミ？とは思うのだが、裏面 の斑紋の個体差が大きく、全く自信が持てない。前翅裏面の細長く黒い斑紋が、ちょっとタイワンウラボシとは違うのではないかという気がして、同定出来ずにいる。もちろん何らかのご指摘を頂ければ感謝に堪えない。
※BANYANにヤクシマルリシジミの可能性を示唆された。ヤクシマルリシジミは別 名（旧和名？）タイワンルリシジミということで、台湾に生息するAcytolepisを探したら…居ました。 Acytolepis（古い図鑑ではCelastrina） puspa myta これですね。 台湾名は土蜜樹瑠璃灰蝶ですが、和名はタイワンルリシジミとしておきましょう。 大変参考になりました。ありがとうございます。

　難しいシジミとセセリのご紹介を終えて、やれやれというところです（笑）前翅先端が切り取られたようなシルエットを見るだけで、安心して同定が出来る。というか特徴のある種だと思いますが、春より目撃数が少なかった印象だ。
　台湾の蝶に関しては、第一人者というべき陳維壽先生に対し若い研究者が台頭してきていて一部対立する傾向も見られるように感じている。それはそれで悪いこととは思ってないが、Fieldとしては白水−陳先生の流れを尊重したい。しかし、台湾で刊行されている図鑑（の一部）を見る限り、発生回数さえ書かれておらず、おそらく食草なども主要種のみで、まだまだ新規に発見される可能性が高いという気がする。

　この種も、上記種と同様で発生数は少なく感じた。ともすれば地味な種と思われがちなジャノメチョウ科の中にあってお洒落で明るいイメージの蝶だと思う。またタテハチョウ科とジャノメチョウ科とのボーダーを埋めるような種である。