北海道観光

流星の滝(2007.09.01 層雲峡

銀河の滝(2007.09.01 層雲峡

 Fieldのプロフィルを一読されたことがある方はご存知かも知れないが、私の誕生日は9月2日である。毎年JALの誕生割を使って、遠征をしていたのだが、今年からJALの誕生割が無くなったようだ。早割だの特割だのバーゲンだのと、割引チケットの種類は増えているようだが、どうしても誕生日前後にどこかへ行かなければと言う動機は無くなってしまった。
 しかも、今年は9月の中旬にちょいと遠征を考えているので、ここはおとなしくしておこうと思う反面 、折角のお誕生日、大手を振ってどこかへ行きたいという気持ちも抑えられないのだが、蝶のシーズンがほぼ終わってしまった北海道では、どこへ言ったら満足できるのか私にも分からない。とにかく、誕生日が日曜なのに、家でじっとしている手はないだろうと、家を出た。確かな目的も無いのだが、まあ北海道観光というところであろう。
 帯広市を北上し、最初に層雲峡の大函に寄ってみた。かつてはお土産物を売る売店が並んでいたと記憶しているのだが、長大なトンネルが完成したことで目玉 の景勝地が見られなくなり、すっかり衰退したようで、お店は1件のみ。折角だから、そこでソフトクリームを買った。更に車を進め、いつもは通 過するだけの滝を2つ見物。滝を見ていたら、スイスの“PIS DE VACHE”という滝を思い出した。あっちの方が水量 が断然多いのだが、滝だらけのスイスでは、珍しくもなく、訪れる人も居ない程だが、こちらは立派な観光地として通 っている。

 

モニュメント(2007.09.01 旭川市


 途中お腹が空いたので、当麻でラーメンを食べた。旭川の隣町だから当然だろうが、旭川ラーメン特有の魚ダシのスープだった。味は、まあまあイケた。
 ところで昨今、北海道観光の目玉になっているのは、ご存知の旭山動物園。Fieldも幾度か側まで行きながら、未だ中に入ったことが無かったので、話の種に
入ってみることにした。写 真は園内のモニュメント。ステンレスをカットしただけの素朴な作りであるが、妙にメンコくて気に入った。

 

旭山動物園(2007.09.01 旭川市

 気温はかなり高く、少し歩いただけで汗ばんだ。園内はメチャメチャ混んでるぞと、知り合いに脅かされていたが、そうでもなかった。Fieldの予測では、そろそろ小学校の夏休みが終わっていること。旭川市内の人は、さほど多く来園していないだろうから、殆どが遠くからの来園者だろう。だとすると午後からは早い時間帯に続々と帰ってしまうだろう。…などと推測したのが、だいたい的中したようだ。
 唯一混んでいたのがペンギン舎だったと思う。ここは外から観察できるのと、建物の中からペンギンが泳いでいるのを見ることが出来る作りになっていた。建物の中に入るには、長い列の後ろに並ぶ必要があったので、ご遠慮申し上げた。北海道人は並ぶこと自体に慣れていないのである。

 

旭山動物園(2007.09.01 旭川市

 ネコ科の猛獣は、暑さのせいか昼寝を決め込んでいて面 白味が無かった。愛想を振りまいてくれたのはニホンザルとキリンだった。猿の生態は良く分からないが、普通 動物の子供って、春先に生まれて、夏に育ち、秋には結構な運動能力を備えているという印象を持っていたが、ここの猿はまだまだ乳飲み子状態だった。猿も、もしかしてヒトのように出産時期って決まってないのかなぁ
 このキリンは、アミメキリンだったかな?Fieldの印象にあるキリンは、もっと色の濃い焦げ茶と黄色という感じだが、このキリンは色が全体的に淡い気がした。目が大きくてメンコイ!そう言えば人間の子供も、顔の割には目が大きく、しかも黒目の面 積が殆どを占めるからメンコイと感じるのだと、何かで読んだ気がするが、キリンもほとんど黒目のようだ。

 

旭山動物園(2007.09.01 旭川市

 「ととりの森」という、大きなネットで被われたコーナーを覗いた。「森」というので、小さな小鳥が見られるのかと期待していたが、Fieldの見慣れたカモ類やハクチョウが殆どで、ほかにフラミンゴ等が居た。
 期待はずれで、ちょっと残念と思ったが、コクチョウが居た。光線が強くてあまり良い写 真は撮れなかったが、黒い翅に赤い嘴でなかなか魅力がある鳥だと思った。もともとFieldは黒と赤とか、黒とオレンジなんていう色の組合せが好きなのだ。(つづく)

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