しょぼ〜ん

コスモス(2007.08.25 芽室町

 なんだろな〜このお天気。お盆中の勢いまでは無いにしても、連日の30度越えが続く。吹く風が何だか秋めいて爽やかではあるが、それでも30度を越えると流石に暑い!北海道の蝶の最盛期7月は雨が多く、しかも寒くてストーブを点けた日が数日有ったのに、何なのさ、今頃!お盆も過ぎて、新しく発生する蝶も殆ど無い今頃…
 それでも発生の遅い種類の写真を撮りたいと思い、オナガシジミを狙うことにした。目指したのは芽室町。途中嵐山でコスモスが咲き乱れていた。うーん、やっぱり夏はもう終わりだなぁ〜と思いながら撮影。沢山の花が咲き乱れてるという雰囲気を出したくてDimage7にワイコンを噛ませてみた。ここにアカタテハでも来てくれたら、絵になるのに…と思うが、そんなに世の中都合良く出来てはいない。

 

コミスジ(2007.08.25 帯広市

 目指すポイントに着いて唖然!工事用車輌が行き交い、通 りたかった道路は通行止め!なんでよ!参ったな〜!!もうこの時点でオナガは断念。さてどうしましょ。そうだ岩内に回り込んでニジマス釣りでもしよう。そう思って行った先がまたまた工事中で通 行止め!思わず函館の通行止めを思い出す。なんなんだろね〜今年は…考えてみたら、7月7日の滝上から、通 行止めに振り回されている。
 行き場を失い近くの低山に登ることにした。車を止め歩き始めたら、足元に蝶が居るのに気付く。もう一歩足を踏み出していたら逃げられていただろう。Fieldも好きな花、ネジバナにコミスジが吸蜜に来ていた。ネジバナが蝶の吸蜜植物になっているとは今まで認識がなかっただけに、何だか嬉しい。

 

エゾイトトンボ?(2007.08.25 帯広市

 トンボは詳しくないので自信はないが、若いエゾイトトンボなのかメスなのか、はたまた別 種なのか、ピンが合いにくかったので、手動で合わせて撮影。
 登った山にはヒメキマダラヒカゲとスジグロシロチョウ以外何も居なかった。暗く風の通 らぬ登山道を往復して、汗でぐっしょになったので、下山してすぐにカメラマンベストを脱ぎ、その下のシャツを着替えた。一息入れて気付いたら、ベストのポケットの中に入れてあったメガネがない。今年の6月横浜で買った、今一番、目に合ったメガネだった。コミスジを撮った時か、それともイトトンボを撮った時?

 とにかく探しに戻った。しかし草が深いせいか、見つからない。もう少し探そう、もう少し…と歩いているうちに、先程歩いた全てのコースを歩いてしまった。でも、メガネは見つからなかった。しかし、今年はよく物をなくす年だ。暑くて惚けていたのか、いずれにしても不注意この上無い。

 

ルリボシヤンマ(2007.08.25 帯広市

 自分の不注意に腹が立った。ヒートアップした身体と頭を冷やそうと、車の前にパイプ椅子を置いて座った。風が心地よかった。陽も傾き、気温も幾分下がったのかも知れない。
 目の前をルリボシヤンマが行ったり来たりしていた。座ったままカメラを向け、マニュアルで撮ってみた。オートフォーカスでは話にならなかったが、マニュアルなら意外と簡単に撮れることが分かった。ふと童謡が頭を過ぎった。トンボのメガネは水色メガネ〜♪ううう、ワシのメガネがぁ〜!しょぼ〜ん!!

 

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