３連休最終日。でもやっぱり十勝は天気が悪い。ネットで天気予報を見まくってると、どうやら日高山脈の向こうは、まあまあ良さそうだ。ではでは、本日の目的地は日高に決定！
　しかし、ぐずぐずしてたもので、少し出遅れて午前９時半出発。１時間半ほどで目指す林道のゲートに到着し、林道をゆっくり流す。しかし、天候は悪くないものの、めぼしい被写 体が現れない。そうこうしているうちに、第二のゲートに到着した。
　そこから車を置いて、今度は徒歩。カメラと交換レンズだけを持って歩き出すと、間もなく林道脇にエゾライチョウを発見した。慌てて望遠ズームを向けたが、気配を察知したのか、左の斜面 の林の中に飛ばれてしまい、姿を見失った。あらら、残念と思い数歩近づいた途端に今度は草むらから雛が次々と飛び出してきた。うわー！子連れでしたか！そうとは気付かず不用意でした！！

　エゾライチョウが姿を消したあたりで、林の中を覗くと、何と林道脇の枝に雛がまだ１羽残っていた。かなり暗かったが、慎重にカメラを構え数枚撮影…以前からエゾライチョウを撮りたがっていたmtanaさん、きっと悔しがるぞー（笑）それにしても、今年のFieldはエゾライチョウの当たり年かも知れない。
　更に林道を進むと、今度は先行者と出会った。“（エゾツマが）出てますかぁ？”と声を掛けながら近づいたら、何とS-MOTさんだった。あれぇ、彼とは１月半前に会ったばかり、しかもその後与那国に行ったはず。そして、またここで出会うとは！冗談めかしに“家族に見放されるゾ”と言ったら、“もう、とっくに…”と返事が返ってきた。
　エゾツマの状況は、今の所♂×3とのこと、まだ発生初期で数が出そろってないのかも知れない。お話をしていると、目の前にトラフが止まってくれた。これは良い絵になるかもと、レンズを向けたが、残念ながら後翅が若干欠けていた。

　S-MOTさんの居た場所は、Fieldも好きなポイントだったが、下流のポイントに戻って粘ることにした。オトギリソウにカラスアゲハが来ていた。広角で撮りたくてサブ機のDimageを構えようとしたら、レンズの先端にネジ込んであったワイコンが、いつの間にか外れて無くなっていた。おいおい、先週フィルタ２枚を無くしたばかりなのに、今度はワイコンかよ！
　仕方なく、ワイコンを探しながらS-MOTさんの居た場所に引き返したが、見あたらない。彼はそろそろ引き揚げると言うので、途中黒いレンズが落ちていたら、ゲートの外にあるFieldの車の所に置いておいてくれるよう頼んだ。

　そのポイントで少し粘ってみたが、エゾツマが現れる様子は無かった。いやもっと粘りたかったが、ワイコンの行方が気になって仕方ない。うーん仕方ない。探しながら戻るか…。
　 途中林道や、脇の草むらを探しながら歩いた。ウラジャノメが時々姿を見せたが、もうあまり集中することが出来ない。ゲートが見えて諦めかけたころ、林道上にワイコンが転がっているのを発見した。ふーやれやれ。自分の不注意で先日のフィルタに続きワイコンまでなくすところだった。お昼を少し過ぎたところで、まだまだ蝶に出会えるチャンスはあるのだが、今日はもう戻ることにしよう。何だかとっても疲れたわ！