地震、雷…

リンゴシジミ(2007.06.23 音更町

 早朝、たたきつけるような雨音で目覚めた。そのうちに地響きが…そして大音響と共に落雷の音。かなり近かったようで、私の家もビリビリと震動した。それが納まったかどうかという時にまた揺れを感じた、今度は前兆の音がないと思ったら地震らしい。震度は2。
 けたたましい朝を迎えて、一日が始まった。午前中は諦めて会社で仕事。午後からウワミズザクラの移植先を訪れた。空はまだ雲が多かったが、陽は射していた。下草は濡れていた。歩き回ったらズボンはぐっしょり。不安定な天候の合間、何とか3頭のリンゴを観察したが、擦れた個体が目立った。

 ところで、吸蜜の為に移植したニワトコとマユミが、咲いてない。どうも蕾のまま枯れてしまったように思える。何でだ?最後に見かけたリンゴシジミの動きが気になったので、逆光の中ストロボ撮影してみたら、どうも産卵シーンのようだった。これで次世代に繋がったと思う反面 、もしかしたらFieldの予想外にリンゴシジミの発生が早かったのかも知れない。

 

ウラナミジャノメ(2007.06.23 音更町

 確認のために、移植元を訪れてみた。例年ほどではないが下草に踏み跡があった。そしてマユミは満開だった。エゾニワトコも既に開花している。しかし、いずれにもリンゴシジミの姿は見えない。
 うーん、もしかしたら移植先のリンゴシジミは予想より早くに成虫になっていたのかも知れない。そして近くに吸蜜出来る植物がなかったので、どこかへ分散してしまったのかも知れない。いずれにしろ移植したことで、何かが微妙に狂ったのか?確かに移植先は移植元に比べて日当たりがよい。また、おそらく風通 しも良い。そんなことで、吸蜜用に移植した植物に何か良くない影響が出たのかも知れない。完璧と思ったプロジェクトも何か落とし穴があったのか…もう少し通 って観察&考察したいと思う。
 ところで、地震・雷で始まった今日一日…残るは、火事と親父と思っていたが何事もなく夜になった。その夜は某会の卒業式があり、その会の上部組織の幹事を務めるFieldも出席していた。その宴席でやはり地震・雷の 話になったのだが、火事と親父は無かったねと話したところ若い会員が私を指差してこう言った…幹事・親父!


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