我慢出来ない!


アズマイチゲ(2007.05.06 音更町

 昨日、往復1200km超の遠征を終え、今日は休養日…と思っていた。ところが今日もお天気は良さそうだ。こうなるともうソワソワ…。そんなに出かけたいなら、行けば良いしょ!はいはい、では行ってきま〜す。と自問自答して出かけてはみたものの、さすがに遠くへは行く気になれず、いつもの音更町の定点観測地。
 小さな沢の土手にアズマイチゲが咲いていたので、沢に下りて撮影。カタクリ・エンゴサクも春らしくて良いけれど、イチゲも清楚な感じで、やっぱ良いですね。その後土手を上ろうとしたら、ズルッと足が滑った。慌てて手をついたら、手が泥まみれになってしまった。うーワシなんも悪いことしとらんのにな。

 

エゾスジグロシロチョウ(2007.05.06 音更町

 実はここにキャンプ場があるのだが、一度も泊まったことはない。いつか一度くらいはと思っているのだが、自宅から車で20分程度のところでは、何だかキャンプする気にはなかなかなれない。そしてその周囲はエゾヤマザクラが沢山あるのだが、まだ蕾のままだった。
 そのキャンプ場近くに車を置いて、展望台のある陸に登ってみることにした。途中黒っぽいのが飛んだが、最初何だか分からなかった。しかし、どうもミヤマセセリのようだ。そしてもう一種黒っぽくてすばしっこいのは、コツバメのようだったが、残念ながらいずれも撮影は出来なかった。
 結局登る途中で撮影できたのは、動きの鈍いこの写真だけ…そして、気になったのがミツバツチグリが全く見られなかったこと…。オオバナノエンレイソウは、遅い時期に雪が降ったので、沢沿いは雪解けが遅れたのだろうと想像がつくが、日当たりの良い場所に咲く花が咲いてないのは何だか気になる。

 

ルリシジミ(2007.05.06 音更町

 展望台周囲には、いつも吹き上げられたアゲハ類や越冬タテハ類が居ると期待していたが、クジャックとエルをちらりと見ただけだった。
 帰り道、ルリシジミを見つけたが、期待したスギタニではなかった。ミヤマセセリ・コツバメにも振られ、姿さえ見ることが出来なかった。

 

モンキチョウ(2007.05.06 音更町

 モンキチョウが元気に飛び出した。しかし、このモンキチョウは春早くから、秋遅くまで、本当に元気な蝶だと思う。昔は成虫で越冬していると思われていたらしいが、そう勘違いされたのも分かる気がする。
 モンキチョウは一般的には幼虫越冬ということになっているが、北海道のこの時期に飛ぶ成虫は、幼虫で越冬し、春に起眠し餌を摂って蛹化してから発生…などとは考えられないから、やはり蛹で越冬しているものと思われる。

 

ホオジロ(2007.05.06 音更町

 さて、この時期に飛ぶ春の蝶を一通り見ることが出来たので、そろそろ引き揚げようかと思ったときに、ホオジロが現れた。何度も撮影チャンスがありながら撮り損なっていた気がするが、今回はどうにかそれと分かる写 真になった。
 ところでこの鳥、頬が白いからホオジロなんだろうけれど、目の周りの、まるで怪傑ゾロのような黒いマスクの方が目に付く。もうちょっと別 のネーミングの方が良かったんじゃないかという気がするのは、Fieldだけの思いだろうか?

 

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