姫に会いたくて その1…旭川は遠かった!
前日はアカゲラの写真をたっぷり撮って遊んだ。午後から本気モードで夕刻まで仕事に励んだのだが、ついに予定のところまで仕事は追いつかなかった。実は夕刻から旭川へ出かけて、車中泊をし、早朝からヒメギフチョウの撮影をしたいと目論んでいたのだが、午後9時になっても終わらない。ダメだこりゃ!こうなったら29日早朝出発ということに切り替えようと方針を変え、飲みながら仕事を続け、最後にアカゲラの写
真をパソに取り込んでから寝た。
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峠からの眺望(2007.04.29
三国峠) |
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途中清水町のコンビニで、おにぎりを調達している時に、見知らぬ
オジサンに声をかけられた。“24時間やってるスタンドありませんか?”聞けばこれから日勝峠を超えるというのだが燃料の残量
があまりに心許ないのだそうだ。時刻は5時半になろうとしている。芽室町まで引き返せば24時間営業のスタンドはあるが、ここから30分かかる。仮にそうしたところで、ここまで戻ってきたら6時半。だったら、清水町のスタンドが7時に開くはずだから、ここで1時間半待機してる方が賢明ですよと、アドバイスさせていただき、気の毒にと思いながらも先を急いだ。
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ニュウナイスズメ(2007.04.29
旭川市)
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カメラ忘れました事件は、昨年ツマジロウラジャノメを撮りに行ったときにも有った。しかし、今回引き返したのは、昨夜見た旭川の天気予報が、午前中曇りで、午後から晴れとのこと。今引き返しても午前中に旭川までたどり着ける時刻であったこと。仮に午後から良いシーンが見られなくても、明日30日もお休みで、しかも予報では更に天気が良さそうなこと。一昨年はヨーロッパ旅行で、昨年はお天気に振り回されて、結局2年間まともなヒメギフの写
真が撮れていなかったこと…などが判断要素となった。
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ヒメギフチョウ(2007.04.29
北邦野草園)
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一気に野草園の斜面を最上部まで登ったら息が上がった。二週間前まで、あんなに有った雪は全部融けていて、エンゴサクもカタクリも良い感じだったが、最上部には花が無かったので、南側の斜面
に回り込んだ。カタクリとエンゴサクがバランス良く咲いている場所を見つけ、ここで粘ることにしてみた。 |
ヒメギフチョウ(2007.04.29
北邦野草園)
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花の咲き具合といい、蝶の数といい、ジャスト・タイミングだったようで、期待が持てた。ただ、ヒメギフは午前中吸蜜をして、お腹が膨れ日中高度が上がると、パートナー探しと産卵に余年が無く、なかなか花に止まってくれない。うーん、やっぱ出遅れたのが響きましたかなぁ!
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ヒメギフチョウ(2007.04.29
北邦野草園)
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こちらは望遠ズームで撮ったのだが、もしかしてこの蝶、交尾嚢が無いけれど、メスなのかも知れない。オクエゾサイシンで産卵でもするのかと思ったが、余りにも時間が短かった。すぐに飛び立って、次に止まったのもオクエゾサイシン。そしてまた次へとそれぞれ数秒間止まる。念のためにチェックしてしてみたが、どのオクエゾサイシンにも産卵の形跡は無いのだ。おかしいな〜。この行動はどう説明したら良いのだろう?交尾前なので、産卵の練習?まさかね〜。
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