冬の道東プチ遠征 第一弾(その2)

 

ヨシガモ(2007.02.03 網走市


 内海に浮かんでいるカモの中にヨシガモが居ると、M.T.氏が教えてくれた。ん?それって見たこと無いかも!昔、ヨシガモって格好が良いと思い、デコイを彫ったことがあったが、実際現物は見たことがない。関東近郊ではさほど珍しくないらしいのだが、“車で回り込んでみるわ”というFieldにM.T.氏もつきあってくれた。
 ところが勇んで対岸に車を回した時に、張り切りって、岸近くに寄り過ぎてしまった。アホだなぁ!と思いながらも、ヨシガモが逃げ去る前に何とか2枚撮影。思いきりトリミングして、何とかここまで…ちょっぴりトホホな写 真になった。

 

シノリガモ(2007.02.03 網走市

 ところで、あっちの小集団は何だと、気になって、今度は岸から少し離れて接近し、めぼしをつけた地点から岸に寄ってみたら、目の前にシノリガモが居た!反対側から見ていた時には逆光で良く分からなかったが、こちら側からだと光の加減も良くバッチリ!
 ところで、このシノリガモの雄の白線は、何だかスポーツ選手のテーピングを連想させ、勇ましそうに感じる。過去に数度見かけてはいたが、今回初めてまともに撮影できた気がする。うーん遠征して良かったかも…

 

ヒメウ(2007.02.03 網走市

 内海での撮影は、全部の鳥が岸から離れてしまったので、そろそろ諦めて元の場所に車を戻すことにした。ところで、この辺りは砕氷船オーロラ号の発着場があり、観光バスが行ったり来たりしていたのだが、どうもその乗客は日本人ではなく台湾の方々ばかりだったようだ。昨年十勝の観光地でも、随分お見掛けしたが、台湾の人ってお金持ちが多いのかなぁ?
 それにしても、温暖な台湾からだから、経験したことのない寒さと、見たことのない雪と氷…。飛行時間も知れているから、お手軽な海外旅行なんでしょうね。しかし、風邪ひかないで下さいよ〜。
 …てなことで、ここで最後に撮ったのがこの写真。ヒメウでした。距離もあって鮮明ではないけれど、ウの写 真って、ボカボケのカワウを十勝川で撮っただけで、未だにマトモなものは撮れてません。ウミウは何だか恐怖を覚える容姿で、今まであまり撮る気になってませんでしたが、ヒメウはまあまあメメンコイかもね。

 

漂着した流氷(2007.02.03 斜里町

 さて、場所を移動してここは斜里の海岸線です。ユキホオジロが居るとのことで、皆さん重い三脚と大砲(長玉 付けたカメラ)かついで、わっさわっさと海岸線を捜索されています。
 確かに先程、10数羽の白い小鳥の集団が、空中で反転するする姿を、私も目撃しました。
しかし、皆さんにとってはその小鳥が今回の撮影旅行の目玉 でもあったらしく、かなり力が入っているご様子。
 鳥専ではないFieldは、まーじっくり見てみたい気はするものの、海岸に打ち上げられた流氷の欠片でも、結構面 白がっていましたけれど… それにしても波が高かったなぁ。

 

氷山の一角(2007.02.03 斜里町

 双眼鏡を覗いているM氏が何か発見したようです。“えっ、何々…”どうやら流氷が見えると仰ってるらしい。M.T. 氏の指さす彼方には、確かに海面に浮き沈みする白い物が見えましたね。
 その後も皆さんはユキホオジロを探しておりました。“今日ダメなら、明日もここで…”との意見も出ていましたので、かなりの力の入れようです。
 実は今回Fieldが期待していたのは、流氷とオオワシだったのですが、ま、流氷はこんなもんでしたし、オジロが飛ぶのは一度見ましたが、オオワシは一度も出会うことが出来ませんでした。時刻も1時を過ぎましたので、Fieldは、そろそろ退散することに致しましょう。

 

夕焼け(2007.02.03 陸別町

 M.T.氏とは、夏に再会することを約束してお別 れしました。秋ヶ瀬野鳥クラブの皆さんお世話になりました。ユキホオジロ見つかると良いね!
 それまで、寒さで眠気も感じていなかったFieldでしたが、車のヒーターが効いてくるころには、睡魔に襲われました。ふと気付くとセンターラインを越えて走っています。まー、もっとも北海道の冬道はセンターラインなんて見えませんけどね。それにしても、ちとヤバイぞと判断して、陸別 手前の道路脇に車を止めて仮眠……と、思う間もなく爆睡状態!
 目覚めたら、太陽はとっくに沈んだようで、空が赤く染まっていました。でも、あースッキリ! この先は安全運転で、ちんたらと戻りますわ…

※その後ユキホオジロはどうなったんでしょうね?4日も彼等はあそこで、
粘っていたかも知れません。え?皆さんも気になる?では、M.T.氏
アドレスを掲載しておきますね。http://mtana2.exblog.jp/
戻られるのは5日と聞いておりますので、それ以降にご確認下さい。

 

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