ウンラン(2006.9.23 豊頃町大津

 野幌でアケボノソウを見つけたら、今度はチシマセンブリが見たくなった。昨年の今頃大津で咲いていたのを思い出す。そこの土手には、クウラウンベッチ(タマザキクサフジ)も咲いていることだろう。その花にタテハ類が来ているかも知れない…
 そんなことを考えながら車を走らせた。海岸線にはアキアジ釣りの竿が林立している。そうだよなー、そういう時期だよなーと思い出す。クウラウンベッチでピンクに染まっているはずの土手には、何故かまばらにしか花はなく、いや株自体も細っている様子。うーんどうしたんでしょう?残念だなぁー!
 それではと、チシマセンブリを探すが、それも見つからない。おっかしいなーと行ったり来たりしているうちに、一面 黄色に咲く花を発見。あれ?これはウンランじゃない?2002.8.30 にホソバウンランを見たが、こちらは背も低く雰囲気が違うけれど、と調べてみたがどうも間違いは無さそうだ。ホソバウンランは山の中の草原で見つけたので、勝手にウンランは“雲乱”かなと思っていたが、今調べてみたら“海蘭”なのだという。そうでしたか、元々海岸の植物だったのね!

 

クジャクチョウ(2006.9.23 豊頃町大津

 結局チシマセンブリは見ることが出来なかった。チョウもほとんど姿が無く帰ろうかと思ったときに、ハチジョウナだろうか?黄色いキク科の花にクジャクチョウが来ていた。最初は、なーんだ、クジャクかーと思っていたが、良く見るとあっちにもこっちにも居る。
 そうなってくると話は別で、何か面白い写真が撮れないかと、あーでもない、こうでもないと小1時間ほど遊ばせて貰った。

 

クジャクチョウ(2006.9.23 豊頃町大津

 2頭に見えるが、実は更に奥にもう1頭写っている。それぞれの蝶の角度と距離感が良い感じ。

 

クジャクチョウ(2006.9.23 豊頃町大津

 こちらは逆に同じ方向、同じ角度で面白いと思ったのだが、雲の様子からしてカメラをかなり斜めに構えていたみたいです。
 普段なら無視してしまうクジャクチョウですが、50枚ほどシャッターを切りました。獲物無しで帰るところでしたが、クジャクチョウのおかげで楽しい時間が持てました。クジャクチョウに感謝!

 

モンキチョウ・ヒメアカタテハ

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