プロローグ
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昨年の8月末、誕生割りを利用して羽田に降り立った。“自然を見つけに山歩き”のBANYANさんと“栃木の蝶”のぶちさんがコーディネイトして下さり、また大勢の方々の参加を頂き栃木での撮影会が実現した。それに味を占めて、今年も誕生割りを申し込んだ所、“蝶と里山の浪漫紀行”のM.F.さんから“信州まで足をのばしませんか”とお誘いを受けた。しかし、Fieldには、2日間しか時間が無く、東京を中心にうろうろすることしか考えてなかったので、“私の足は長くないので…”とお断りをした。すると今度は“虫林花山の散歩道”の虫林さんから“では甲府までならどうでしょう”とお誘いを受けた。
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ヤマトシジミ(2006.9.2 山梨県)
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9月1日、午後10時に羽田に降り立った。さすがに気温は高かったが、北海道在住の私にも何とか耐えられる程度。そしてFieldは直ちに川崎に向かった。翌早朝立川駅でBANYAN・furuさんと待ち合わせをしているのだが、午後10時から遠くに移動はしたくなかった。川崎なら近いし、朝も南部線1本で直行できるとの判断だった。
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ヤマトシジミ(2006.9.2 山梨県)
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ようやく眠れたと思ったが、2時間くらいで目が覚めてしまった。もう少し寝なくてはと思うのだが、その後もまた眠れない。えい!面
倒だ。起きてしまえ!!未明の暗い道を駅に向かった。始発を待って電車に乗り立川へ。未だ早いかなと思いながらもBANYANに電話を入れたら、彼は既に駅前で待っていてくれた。furuさんの到着を待つ間、コンビニで朝食を仕入れ車の中で“いただきまぁ〜す”
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ヤマトシジミ(2006.9.2 山梨県)
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その考えの甘さに気付くのに、さほど時間は必要なかった。ヤマトシジミが大量
に発生していたのだ。それに紛れて極僅かに発生して居るであろう、ヤマトそっくりなシルビアを識別
するのは至難の業だ。ましてや、私にとっては見慣れぬヤマトシジミであり、未見のシルビアシジミである。こりゃあ誰かが発見してくれて、お呼びがかかるまでは無理だと感じた。 |
ツバメシジミ(2006.9.2 山梨県)
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ヤマトシジミ以外にブルー系のシジミは、ルリシジミとツバメシジミが見られた。ルリはあまり綺麗な個体を見ることが出来なかったが、このツバメはかなり新鮮な個体のようで、綺麗だった。 |
ミヤマチャバネセセリ(2006.9.2 山梨県)
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このポイントは、真っ直ぐに続く河川の堤防で、やはり昨夜は雨だったのか、草が濡れていた。ふと気付くと皆さんの足元から膝までが濡れていた。 |
イチモンジセセリ(2006.9.2 山梨県)
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イチモンジセセリは道内でも見かけることがある。本州から渡島半島に渡り、海岸線沿いに北上するらしい。Fieldの住む十勝でも、過去に一度だけ見たことはあるが、北海道内では未だ撮影したことがない。いつか道内で、撮影したいと思っている種である。 |
チャバネセセリ(2006.9.2 山梨県)
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BANYANから、キタテハ発見の報が入った。堤防に咲くニラの花に来ているという。急いでそこへ向かうと、一目で数頭のキタテハが来ているのが分かった。これは確実に撮れそうだと思ったので、その前にこいつを撮った。 |
キタテハ(2006.9.2 山梨県)
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さーて、キタテハです(笑)いやいや、こいつには手こずらされました。北海道で唯一の産地、道南へ通
うこと5年。未だに撮れず仕舞いだったのですが、ようやく北海道での仇を、山梨でとりました。何故キタテハごときに…と思われる方も多いと思いますが、Fieldにとっては嬉しい1枚です。 |
キチョウ・ルリシジミ・コミスジ・キアゲハ