キマダラモドキ(2006.8.14 日高町

 さーて、今日からお盆休み後半に突入です。前半は何故か1枚も蝶の写 真を撮らずに終わってしまいましたので、後半こそはと思ってはいるのですが、何も計画はありません。しかし、折角の連休ですから、どうせなら遠出したい。前半東へ行ったので、次は西か南か…となると結局いつものパターンの函館方面 ?芸が無いなぁと思いながらも早朝、愛車のエンジンをかけた。
 途中オナガシジミが出ているだろうと、オニグルミを見る度に車を停めてみたが、朝早すぎたせいか、その姿を見ることは出来なかった。日高の道の駅で食料を仕入れた。割きイカ、ジンギスカン、イカ飯、鮭トバ…。そして思い立った。そうだ!来年のカレンダーが無くてメモ出来ないなら、今年もう一度行ってしまえ!
 空にはうっすら雲がかかってはいたが、決して悪い天気ではない。かと言って先週ほど異常に暑くもない。先週は午後だったが、今回は午前中。条件が違えば、きっとキマダラモドキも写 真に収まってくれるのではないだろうか。そう期待していた。

 

キマダラモドキ(2006.8.14 日高町

 先週廻った数カ所のポイントの内、一番数を見ることが出来た場所へ直行した。アハ!居る居る!!しかも、拍子抜けするほど簡単に撮影させてくれるではないか。オイオイ!先週のあの2時間の苦労は何だったんだ?
 撮影しながら、また思い立った。そうだ、道南のキマダラモドキのポイントに行こう。時計は10時、まあ3時くらいには着くでしょう。そうそう、あそこの近くのラーメンも食べたいし…

 

アジアイトトンボ?(2006.8.14 森町)

 長万部で30リットル給油。137円/リットル…道内の価格としては、比較的安い方ではあろうが、それにしても財布がぁ…(汗)八雲町の浜でFieldお気に入りのオオマツヨイグサを見に立ち寄る。気温はあるが曇り空のせいかミゴトに咲いていた。そして、森町に着いたのが午後4時少し前。
 車から降りて直ぐに、何かが飛んだ。草むらをじっと凝視して見つけたのは、このイトトンボ、3cmあるかないかの小ささ。金緑色で美しい。オートフォーカスではピンが合わず、マニュアルで何とか。私の手持ちのちゃちな図鑑では、アジアイトトンボしか該当種が無いので、そうだとは思うが、もしそうならこの種も北海道では道南のみに棲息することになっている。

 

ウラギンスジヒョウモン(2006.8.14 森町)

 ところで肝心のキマダラモドキであるが、ポイントをぐるりと一周したが発見できない。かなりお腹も空いていたので、先にラーメンを食べようと、お店を覗く。“営業中”の札が出ていて一安心。ところが、“こんにちは〜”“ごめんくださ〜い”と、いくら叫べど反応がないのだ。たしかおばちゃん一人でやってる店だから、ちょいとご用でもあったかな?ポイントをもう一周してからまた来るわ。それにしても不用心だなぁ。
 そう思って店を出た。ポイントに戻りキマダラモドキを探す。アハ居ましたよ。地上5〜6mのところでヒラヒラしている。お願い!降りてきて!!と思うが、あら、行っちゃった。冷たいわね!その後も2頭ほど見かけたが、同じ様な状況で、撮影させてくれない。どうも参ったね〜。

 

スジグロチャバネセセリ(2006.8.14 森町)

 道内別々のポイントで、キマダラモドキの同日撮影を目論んだが、失敗してしまった。代わりに現れてくれたのが、このセセリ。道南では八雲町に多産地を知っているが、おそらく渡島半島のあちこちで発生しているんだろうなぁ。
 さてと、ここはキッパリ諦めてラーメン・ラーメン!ところが…またまた同じ状況で音沙汰無し。あのねー!午前中からここで“噴火ラーメン”を食べると決めていたのよ。帯広市からここまで、いったい何百kmあると思う?今その店の中にいるのに、何で食べられないの?営業中の札が下がっていて、お店が開いているのに、おばちゃんどこ行ったのさ?!

 無情にも、おばちゃんは現れなかった。アタマの中で“ラーメン、ラーメン”の連呼が鳴り止まぬ Fieldは、近くのもう一件のラーメン屋に飛び込んだ。店内はガランとしていて、じいさんと、ばあさんが煙草をくわえながら、TVの高校野球に熱中していた。どうも彼等がここをやっているらしい。あらー店間違えたかなぁ(汗)と思いながらも醤油ラーメンと餃子を注文したら、餃子はもう無いんだと。つくづくツキがないField。“じゃあ醤油大盛りね”ところが、これが結構イケた。うーん森町はラーメンのレベルが高いのか?


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