アイヌコタン(2006.8.12 阿寒町)

 次に目指したのが、今回2番目の湖、阿寒湖。どこか湖の辺(ほとり)に立てる場所はないかと探しましたが、その前に駐車場がありません。いや有料駐車場はあっても、たかが数分車を停めるのに、お金を払うという習慣は持ち合わせていないもので、少々苛付きました。ホテル街は人と車で非常に混雑していて、トロトロと車で移動している時に“民宿山口”を発見。あー、ここかぁ!以前ここのパンフレットをデザインさせてもらったのを思い出しました。
 ようやく無料の駐車場を見つけて停めようとすると、アイヌ女性が近づいてきて、“ここに車を置いて、どこかへ行ってしまわないように”と念を押される。まあ確かに、それがエチケットかも知れぬ が、何か世智辛いなぁ。
 写真は、この一角のゲートなのだが、なかなか良い感じだ。ぐるりと中を見て廻ったが、私の興味を惹くようなものは有りませんでしたね。 唯一気になったのが、熊の爪。でも、1万も出す気はしないよ。えっ?8千円にまけるって?うーん止めておくわ。結局ここでは、折角なのでキトピロラーメンを食べました。(注:キトピロはアイヌ葱=ギョウジャニンニクのアイヌ語です)味は結構良かったし、接客してくれた女性も感じが良かったので満足!

 

阿寒湖(2006.8.12 阿寒町)

 えーっと、あれ?結局湖の写真撮れて無いじゃん。湖の辺がダメなら高い所はどうだ?と、ここはスキー場。車で行けるところまで行ってから、後は少し歩きまして、ようやく湖を見ることが出来ました。
 ここにはシータテハが沢山居ましたので、何とかシータテハと湖を一緒にと思いましたが、シータテハは記念撮影に応じてくれませんでした。残念!

 

ペンケトウ&パンケトウ(2006.8.12 双湖台)

 こちら、雄阿寒岳を挟み阿寒湖の反対側(東側)の双湖台という場所なんですが、手前に見えるのはペンケトウ、そして、ペンケの左手の小高い丘の向こう側にうっすらと1cm程の水色の線みたいなのがパンケトウなんですが、分かるかなぁ?実際にはパンケトウの方がより大きな湖なのですが、イマイチ全貌が分かりませんねぇ。
 ってなことで、効率よく4つ目の湖をご紹介(笑)ところで、ペンケとパンケって北海道の地名でよく耳にしますでしょ。もちろんアイヌ語なんですが、ペンケが川上、パンケが川下と覚えて下さい。そして“ト−”もしくは“トウ”は漢字では“沼”の字を当てることが多いのですが湖沼を意味します。先程のオンネトーもそうですね、漢字では温根沼と書きます。

 

屈斜路湖(2006.8.12 美幌峠)

 はい次は美幌峠に来ました。眼下に見えるのは屈斜路湖です。かつてここには未確認巨大生物が居たとか居ないとか。ネス湖のネッシーにあやかって、クッシーなんていう愛称も付きましたが、その後のことは…???
 湖の右手に半島が突き出しているのですが、お分かりになりますでしょうか?和琴半島と言いまして、実は今回Fieldがこちらへ来た理由の一つでもあります。この半島にはミンミンゼミが棲息していまして、天然記念物になっています。北海道では道南から日高にかけての太平洋側には棲息しているのですが、十勝には居りません。ポンと飛び離れて、しかもこの半島にだけ居るという、不思議な分布をしているのです。このことは小学生の頃から知っていて、一度和琴のミンミンゼミの鳴き声を聞いてみたいとかねがね思っていたのですが、ようやく今回実現することが出来ました。
 話は美幌峠に戻りますが、今夜の野営地にどうかなと、偵察に来たのです。まあ環境はよさそうですので、ここに決定して、さあ次行きましょう。

 

湯沼(2006.8.12 弟子屈町)

 先ほどの美幌峠から屈斜路湖の反対側に来ました。そこに湯沼というのがあると聞いたのですが、そこはルリボシヤンマとアブの天国でした。ルリボシは良いのですが、もう黙って立ってらんないくらいのアブで、そそくさと退散。おっとその前に水に手を入れたのですが、まあ、冷たくはないとだけ申し上げておきましょう。

 

屈斜路湖(2006.8.12)

 大量のアブから逃げて屈斜路湖畔に戻りましたら、夕陽が良い感じになってました。湖の向こう側が美幌峠です。
 この写真を撮ったすぐ近くにレストランがありまして、看板のメニューを見て驚きました。先程阿寒湖でラーメンを食べたお店のチェーンらしく、全く同じメニューが…。もちろん私が食べたキトピロラーメンもありましたが、もう一つ気になっているメニューが、こちらの看板にもありました。その名も“ホワイト・ラーメン”後日ラジオを聞いていて分かったのですが、どうやら牛乳ベースのスープらしいのです。さてお味の方は如何なものでしょう?どなたか食べたことのある方、教えて下さい。ちなみにお値段は1050円でした。

 

ペンション・クッシャレラ(2006.8.12 屈斜路湖畔)

 今回Fieldがこの地に来たもう一つの理由が、ここ、ペンション・クッシャレラ。ここのペンションのおやじさんことMさんのお顔を拝見に来たのです。
 実はこのペンションのHP、縁あって私が作成&メンテをやっておりまして、まあ、たまにはお会いしてお話もしたい。一度はここのご自慢料理も食べてみたいと思い、ディナーをコースで予約してありました。
 結論から申し上げますと、お味は噂通り美味しゅうございました。量も噂通 りでした。何の事かって?ここのコース料理、完食すると良いことがあると噂になるほどボリュームがあるのですよ。Fieldのお腹には、丁度良かったのですが、年輩の方には少しヘビーかも知れません。もっとも、Fieldはその後の移動があったので、アルコールを飲みませんでしたからね。これでビールでも飲んだら、どうだったか少し怪しいですけれど…。さぁーて、お腹も一杯になったし、出かけるとしますか。完食したFieldにも良いことあるかなぁ?

※ 今回の旅のエリアをこちらでご確認することが出来ます。


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