オンネト−(2006.8.12 足寄町)

 えー、お盆です。どこ行こうかなぁーと思っていたら、ちょっと道東に用事が出来まして、まあこんな時でないと、なかなか行くチャンスもないので、行ってみようかという気になりました。しかしこの時期の道東方面 に、興味を惹かれる蝶は居りませんので何か別のテーマを決めて出かけようと…そう考えた結果 、今年のお盆のテーマは“The Lake”湖ということにしました。
 朝のんびりと帯広市を出発して、最初に寄ったのがオンネトー。子供の頃、膝まで水に入ってザリガニ捕りをして遊んだもんです。今もザリガニ居るのかなぁと思いながらも、すっかり観光地化され大勢の人が見守る中、水の中に入ってザリガニと遊ぶ勇気は持ち合わせておりませんでした。
 
しかし、湖より気になるのが、向こう側の雌阿寒岳。今日もモクモクと煙を上げていますが、先日よりは噴煙の量 が少ない気がします。

 

噴煙(2006.8.12 雌阿寒岳)

 大勢の観光客が、記念撮影をしている中で、一人隅っこで三脚を立てて広角レンズで撮影をされている方がおりましたが、カメラはやはり雌阿寒岳の方を向いていました。私もアップで1枚撮りましたが…
 普通火山の絵を描くと、噴煙は当然のことのように頂上から…と思うじゃないですか。でもそれは必ずしも正しくないと再認識。そして、地球は今も生きているんだなぁと実感しましたね。

 

ルリボシヤンマ(2006.8.12 足寄町)

 この湖は酸度が高く、魚が住めないのだと子供の頃に聞きましたが、トンボは沢山発生していました。トンボが居ると言うことは、他の水棲昆虫も居る訳でしょうから、節足動物は、多少酸度が高くても大丈夫ということでしょうか?

 

エゾルリイトトンボ(2006.8.12 足寄町)

 トンボは発生数の割には種類が少なく、湖の上を飛び交っていたのは、ルリボシヤンマとアカネ類数種のようだが、近くの草原には、こんな綺麗なのが居ました。しかし、小さいし細いし、撮るのは大変!
 ところで、皆さんはトンボの語源をご存知でしょうか?“山渓”の“日本のトンボ”によれば、平安朝末期の本に“トウバウ”とか“トムバウ”として表れ、これは漢語の“東方”からきている…。となっているが、私は俗説ではあるが“飛ぶ棒”が訛ったものであるという説が、ストレートでなるほどと思わせる説得力があって好きだ。
 一方でトンボのことを秋津と言い、日本のことを秋津島と言うというのも聞いたことがあるが、このあたりのことも今度調べてみることに致しましょう。


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