ウラゴマダラシジミ(2006.8.6 日高町…旧門別町)

 お昼ちょこっと前に苫小牧を出まして、旧門別 町方面に向かいました。旧門別町というのは日高町と町村合併が成立し、今年3月1日から町名を日高町としましたが、これが飛地合併というややこやしいことになり、こっちも日高町、あっちも同じ日高町。そしてあっちからこっちへ来るのに、別 の町を通過しなければならないという、実にややこしい事態になってるんですね。
 どことは申しませんが間の町も日高町と名乗ってくれると分かりやすいのですが…と、ひとごとだから言えるのでしょうね。その町にはその町の事情ってもんがあるはずです。いくらややこしくても、甘んじて受け入れるしかないのは分かってるんですけどね。とにかく、Fieldはコンビニでたこ焼きと飲み物を仕入れて、ポイントを目指しました。
 おおよその場所はN君から聞いていましたが、似たような環境であれば、どこでも良いんじゃないの?と、車を走らせながら、良さそうな場所を物色して車を停めました。カメラを手にうろついていたら、何やら少し大型のシジミチョウ発見!あれはもしやウラゴマダラシジミじゃない?!

 

ウラゴマダラシジミ(2006.8.6 日高町…旧門別町)

 実はこのウラゴマダラシジミ、今まで開翅シーンが撮れていない。今年こそはと思いながらも機を逸してしまい、今年ももうダメかなぁーと思っていた矢先だった。しかし、飛んでいるのはどうやら♀ばかりのようだった。うーんやはり時期が遅いからなぁとは思ったものの、ヨレヨレの個体に混じって、まだまだイケてるのも居る。
 開け開けと心で念じながら、ファインダーを覗いていたら、あら、ホントに翅を開いてくれそうだわ!…とシャッター切りまくり!全開まではいかなかったけれど、半開程度には開いてくれて、翅の表の模様を皆様にもご紹介することが出来るこの喜び(笑)翅の裏は白地に黒い胡麻粒が並んだだけですが、表は…どうですか?綺麗でしょ!

 

キマダラモドキ(2006.8.6 日高町…旧門別町)

 実はここに立ち寄った理由は、このキマダラモドキに会うためだった。この蝶、最初にお会いしたのが長野で、その後道南で数度お目にかかっているが、どうせなら、日本の東限のキマダラモドキをと思ったのだが…
  いやいや気温が高いせいか、元気で元気で!なかなか撮らせてくれない。もともとこの手の蝶は敏感で、私が発見する前に、私が発見されてしまって、逃げられる。しかも悪いことに逃げた蝶は、頭上のカシワ等の葉に止まるものだから、私は恨めしそうに葉裏を見上げるだけで手も足も出ないのである。

 

キマダラモドキ(2006.8.6 日高町…旧門別町)

 結局2時間近くの間に、数十頭見かけながらも、こんな写 真ばかりしか撮れなかった。いやー悔しい悔しい!しかし、その悔しさが、次の行動のエネルギーになる。ま、確かにそうなんだけれどね。とにかくこの蝶を撮るには、過去の例から言っても、ピカピカの高気温より、ちょいと曇り気味の、あまり気温が高くない日の方が良いかも知れない。
 ってなことで、来年の8月最初のお休みには、キマダラモドキのリベンジね。もう今からカレンダーに書いちゃおう!え、来年のカレンダーは未だ無い?あら、ホントだ!


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