アオサギ(2006.8.6 ウトナイ湖)

 オオゴマとさんざ遊んだFieldは、一度十勝に戻ろうかどうか、かなり悩んだ。しかし、次に苫小牧方面 に行きたいと思っていたので、思いとどまり某“道の駅”泊。これで400km程の労力とガソリン代が浮く。いや、ガソリン代バカになりませんからねー。何しろレギュラーでも140円台突入でしょ!私みたいに走り回る人間にとっては一大事ですよ。ホント!
 汗ぐっしょになり、シャワーも使えず、ちょっとヤバイかなーとは思いましたが、ここは早々に寝ないとますますヤバイことになると思い、睡眠誘発剤を数種用意しました。だって結構ヨレてましたもの、これで寝付けなかったら、明日がいよいよ体力の限界ってことになるでしょう。ギネスの黒にズブロッカにアーリータイムズ…。これを交互に飲んだら、サスガに爆睡することが出来ましたね(笑)
 朝は4時にバチッと目覚めました。体調は…うん悪くない!でもなー、やっぱりなー…痒いんすよ。背中が…。Fieldの皮膚って意外とヤワで、汗かいた後はシャワーを使わないと、時々こうなります。やー参った!背中をカーシートにスリスリしながら目的地に向けて走った次第です。うー痒い!!!

 

ハマエノコロ?(2006.8.6 ウトナイ湖周辺)

 さて、現地に着きましたが、空はどんより曇っています。気温は20度くらい。でも、まだ時刻は早いですから…。某JR駅に立ち寄り、トイレで着替えたり身だしなみ整えたり(笑)途中のコンビニで仕入れたおにぎりを頬張ったりで時間を潰しましたが、相変わらずの曇り空で、一向に気温が上がりません。
 カメラを掴んで、とりあえずその辺をウロウロしてみましたが、やたらとジャノメチョウばかり目に付きます。咲いている花はノリウツギとホザキシモツケが多く、きっとこれが吸蜜植物になっているだろうと想像できます。おや?変わったの見つけました!寸詰まりのネコジャラシみたいな植物!ハマエノコロかと思うのですが、穂の部分の質感が、こちらはほわほわしててメンコイ感じです。さて、何でしょうね?

※またまたMamoさんからマメ科のシャグマハギと教えて頂きました。そうだよね、エノコロとは葉の形がまるっきりちがいますものね。あー恥ずかしい(汗)

 

ベニシジミ(2006.8.6 ウトナイ湖周辺)

 雲が薄くなって、少し明るさが増したような気がします。気温は相変わらず20度ですが、もう少し広範囲に動いてみましょうと車に乗って、あちこちの草原をチェックしているときに、ん?!きっとあれだ!今、目の前を通 過したヤツ!慌てて車を止めて外に出ると、ちょうど近くの草むらに止まってくれました。
  ファインダー越しに見える蝶は、きっと目指す蝶に違いない!距離2m、もう少し近づいて…と思った途端にFieldはコケそうになりました。足元に穴が開いていたのですが、そこに右足がはまりました!あれ?蝶は??もうどこにも見あたりません。思わず下品な言葉が口から出てしまいました。“クッソォー!”あら、失礼(笑)
 結局その草むらで撮れたのはこのベニシジミだけ。お久しぶりです。もう夏型なんだと思いますが、やたらと色鮮やかでした。

 

ヘリグロチャバネセセリ(2006.8.6 ウトナイ湖周辺)

 その後も転々と探し回りましたが、結局目指す蝶には会えません。半分諦めかけたのですが、どうしても私がコケそうになった場所が気になります。そうして、きっとあの蝶はアレに違いないと、だんだん確信めいたものが出てきました。(最近どうも、“アレ”が多いね)あそこに戻って粘ってみよう!
 先程の場所に戻り、草むらを丹念に調べましたが、何も居ません。草むらは諦めて道路添いを歩いてみたら、ノリウツギが数本満開になっていました。ヒョウモンとシロチョウが来ています。うん、これだ!ここで粘ってみよう!
  ノリウツギの前を行ったり来たり、待つこと30分。茶色いチッコイのが飛んだ。出たぁ!アレだ!!ちょっと遠いけど…とにかく撮ったど〜ぉ!

 

ヘリグロチャバネセセリ(2006.8.6 ウトナイ湖周辺)

 結局、その後5頭発見し、3頭撮影成功。道路脇の側溝の向こうに生えているノリウツギまで、踏み跡を付けて待機した甲斐もあって、アップの写 真もどうにか撮れました。
 さぁーて、これからどうしましょう。まだお昼前です。昨日、今日と好調のFieldは、このまま帰ってはもったいない。更に何か獲物はないかと、車を走らせました。(いったいどこへ行くのさ?)

ウラギンスジヒョウモン・オオモンシロチョウ・コチャバネセセリ他

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