キアゲハ(2006.8.5 月形町)

 実は昨年もこの月形を訪れている。その時にキアゲハが数頭で吸水しているシーンを撮影した。(未掲載)カラスやミヤマカラスの吸水シーンはいつものことだが、キアゲハの吸水はあまり見た記憶が無く、珍しいなぁと思ったが、ここでまた見ることが出来た。
 丁度広角レンズが装着されていたので、相変わらずの構図ではあるがシャッターを切ってみた。しかし、吸水シーンはこの角度から撮るに限るかも。

 

ミドリシジミ(2006.8.5 月形町)

 約束の時刻にはまだ少し早かったが、下流の駐車地点に戻ることにした。炎天下で立ち尽くすことに疲れたのである。根性無いねぇ。いや、何と言われようが、Fieldは相変わらず暑さに弱いのである。途中でゼフ発見。周囲にハンノキもあったのでミドリシジミだと思って撮影したが、ジョウザン♀の可能性も捨てきれなかった。こうしてパソに取り込んでよーく見ると、後翅の白線の曲がり具合が、やはりミドリシジミだと言っているようだ。
 ところで、この木の葉面白いね。葉脈が律儀というか何というか…あまりじっくり観察はしなかったが、この葉はサワシバ(カバノキ科)かなぁ?同じカバノキ科のヤシャブシが自然界で食草になっていることは確認したが、まさかこの木も食草になってたりしないよねぇ?

 

 

コムラサキ(2006.8.5 月形町)

 河原に数種のタテハが来て吸水していた。その中でコムラサキを見つけてレンズを向けた。翅の角度が良さそうな頃にシャッターを切る。奥ゆかしい光沢が出て、良い感じに撮れたと思う。
 ようやく車にたどり着いて、ヒップウェーダーを脱ぐ。まるで浸水してるんじゃないのと云うくらい、ズボンが汗でビッチョになっている。先程崖からずり落ちたお陰で、お尻の所は泥だらけだ。疲れているので日影で休みたかったが、これが乾くまでと林道を行ったり来たりしていたら、オオゴマが計4〜5頭飛んだが、やはり止まってはくれなかった。

 

オオゴマシジミ(2006.8.5 月形町)

 几帳面なN君は約束の時刻に現れた。知り合いの方はもう満足したようで、“帰ってビール飲むわ!”うーん、私も早く飲みたい!実は腰に下げているペットボトル・ホルダーは、既に空っぽ。舌がスポンジ状態になっていた。一度私の車に戻ってもらい、クーラーBOXの中のスポーツ飲料で咽を潤した後、もう一ヶ所のポイントを覗いた。
 時刻はもう夕刻と云って良いくらいなので、場所の確認だけと思ったら、ここでもまた結構な数のオオゴマシジミを見ることが出来た。そして本日最大のチャンスがこのシーンだった。この写 真撮影後、私は手前の邪魔な葉を避けるように、オオゴマの背後に回り込もうとした。その時落ちていた枝を踏んだのだが、その枝先がオオゴマの止まっていたヨモギを揺らしてしまったようだ。うーん惜しい!このままもう少ししゃがんで1枚撮っておくんだったなぁ。
 とは言え、今日は悔しさよりも嬉しさが遥かに勝っていた。何年もかけていたこの蝶の撮影が出来た事だけで満足だった。道南の仇を月形でとった!という気分(笑)そして天候に恵まれ、学生時代からの友人とこうして楽しい一日を過ごすことが出来た。オオゴマに感謝!天候に感謝!N君に感謝!!

 

カラスアゲハ・クジャクチョウ・エルタテハ・ジョウザンミドリシジミ他

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