暑中お見舞い(2006.7.30 上士幌町)

 暑さ厳しき折、皆様にはいかにお過ごしのことでしょうか?少し涼しげな写 真が撮れましたので、本州以南の皆様にお届けいたします。え?何故、本州以南なのかって?いや、今年の北海道、暑中見舞いは不要のようです。だって、春先にストーブの修理屋さんに、今年は分解掃除頼むね、と言いながらようやく7月12日にストーブを引き取ってもらったのです。それまで、ストーブが必要なほど寒かったという訳。いったいどうなってるんでしょうね?この地球は…
 実は今日も天気予報は雨。これでゆっくり、溜まっている仕事を片付けることが出来ると、外遊びは断念していたのですが、朝起きてもう癖になっている天気予報チェック!すると…上士幌方面 は晴れることになっている。あらら〜、これじゃ落ち着いて仕事をすることが出来無いじゃないですか。うーん、やっぱ出かけるかぁ!

 

mtanaさんゴメン!(2006.7.30 上士幌町)

 この時期の上士幌方面と言えば、もうアレしかありません。アレですよアレ!ってなことでアレのポイント目指して出発!上士幌のホクレンスタンドで給油。(毎度お世話になっております…私の会社のお客さんなんです…笑)でも、帯広市を出てからずっと曇り空なんですが、ホントに大丈夫なんでしょうね?しかも徐々に車外気温が下がってるんですけど…
 ところで、皆さんはカーナビお持ちでしょうか?私は、撮影した場所を特定するのに便利かなと思って付けています。ところが昨年私は車を壊して取り替えたじゃないですか。その時にカーナビも新しくしたんですよ。そのカーナビには、蝶の発生ポイントをかなりの数入力してあったのですが、新しいカーナビはもちろんまっ更!今回、目的の林道入口を見過ごして通 り過ぎてしまいました。あらーやばい!天候も回復してきているのに、時間がもったいない!と急いでUターン。その時、やや大きめの蝶が目に飛び込みまして、慌てて急ブレーキ!でも、コツンとフロントガラスに当たってしまいました。それが何とオオイチ!慌てて駆け寄ったら逃げていきましたのでやれやれ…
 目的の登山口には車が2台。登山なのか、イワナ釣りなのか、はたまた蝶の採集なのか?とにかく高度計をセットして登り始めたら、直ぐ前方に大型の鳥さんを発見!あらーエゾライチョウだわ!今回後ろ姿ながら、7mくらいの至近距離で撮影することが出来ました。ずっと狙っているはずのmtanaさん、また撮っちゃいました。ごめんね(汗)

 

 

そろい踏み(2006.7.30 上士幌町)

 高度計が1020mを指したところで、最初のアレを発見。アレとはつまりクモマベニでした。その直後、今度は2頭居るとカメラを向けたら、何と向こう側はクモのないベニちゃんでした。おいおい気が早くないか?
  しかし、ここまで来て空はピーカン。コントラストが強すぎてベニに絞りを会わせると、オオハンゴンソウが黄色いダンゴになってしまう。うーん、困った!でも撮りたいのは蝶の方だから許してね

 

クモマベニヒカゲ(2006.7.30 上士幌町)

 更に少し登り、高度が1050mくらいの地点から、本格的にクモマベニが姿を見せる。しかし、この山には蝶の採集者らしき姿は無かった。これで、心置きなく撮影に専念出来ると思う反面 、ちょいと心細い。実はこの辺り、熊の出没多発地帯で、現にField Clubメンバーも巨大なヒグマに遭遇したことがあったのだ。

 

クモマベニヒカゲ(2006.7.30 上士幌町)

 しかも、ご丁寧なことに熊避けに用意した鈴を、どうやら車の中に置き忘れたようだ。何やってるんだろうね〜。最近物忘れが多過ぎないかい?でも、カメラ忘れてないだけまだマシかもね(笑)


クモマベニヒカゲ(2006.7.30 上士幌町)

 ところで、先程からクモマベニが止まっている花は、ハンゴンソウというのだが、大きくなると250cm程になる。その上に蝶が止まっても“あ、居た!”というだけで、写 真にはならない。ところが今回、120cm〜150cmのハンゴンソウは開花していて、クモマベニが吸蜜に来ていたが、200cmを越えるような大きなハンゴンソウはまだ蕾の状態で、私にとっては誠に都合が良かった。植物って、充分に成長できなかった小ぶりな物から順に花を付けるのだろうか? つづく…

 

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